あのころ、吉祥寺には「ぐゎらん堂」があった 1970年代のカウンターカルチャー、その痛快な逆説
[2025年1月/A5H/428頁/]
著=村瀬春樹
発行=平凡社
高田渡、友部正人が唄い、赤瀬川原平、金子光晴らが訪れた伝説のライブハウス「ぐゎらん堂」。
そのマスターが語る、あの時代。
目次:
まえがき 私の気分はチリレンゲ-いまどきの「居場所なき若者たち」へ
第1章 さびしい町じゃ、だれでもさびしい
-「ヘンな店」のつくり方、教えます
01 「さびしい町」で貸店舗を探した
02 さて、店の名前をどうしよう……?
03 地上三階-昼なお暗き「天空の地下室」
04 ♪ 開店披露は「市中音楽隊」のリズムにのって
第2章 カウンターカルチャーは同時多発する
-フォークブームは一枚の視聴盤からはじまった
05 せめて飛んで来い、閑古鳥!
06 ブルース小僧-シバがやってきた!
07 ミュージシャンの華麗なるビンボー譚
08 大貧民-高田渡、武蔵野に遊ぶ!
09 レジェンド=ワタル、その不思議な引力
10 三浦光紀-新しい歌は新しいレーベルで!
11 大阪からやってきた「愉快犯」-友部正人
12 羽良多平吉-時代に火を点けた「赤猫マッチ」
第3章 赤裸々、キララに「ひとり全共闘」
-ちょっとだけ「昔話」をしてもいいですか?
13 トイレの壁に見る「60年代」の残照
14 解放の女神、学生の頭上に降り給う!
15 スラップスティックな「ひとり全共闘」
16 右翼学生、白兵戦を仕掛けるも敗退す!
第4章 珍客万来、また楽しからずや
-抱腹絶倒、七転八倒の日々がつづき……
17 彼女たちが「あの階段」を初めて昇った日
18 乱痴気演奏から誕生した「武蔵野タンポポ団」
19 天女泥酔、マスターは月夜のビルの壁を這う
20 吉祥寺を愛する文人墨客-そして、高校生たち
21 吉祥寺の街を、まるごと解放区にせよ!
第5章 「ぎんぎら通り」に夕陽が沈む
-店に響く70年代の名曲、背後に80年代の足音?
22 ライブ料金五十円! 「水曜コンサート」の真相-前篇
23 『ガロ』編集長-「モーゼルの勝ちゃん」あらわる!
24 「ひとり非国民」-金子光晴、下駄履きで階段を昇る
25 舞台はまわる? 「水曜コンサート」の真相-中篇
26 プロテストする「金髪のロカビリアン」-中川五郎
第6章 飽きの日はつるべ落としでやってくる
-「解散パーティー」の夜、形見分けして
27 WAR IS OVER ! 裸電球に揺れる白い乳房
28 終末の予感? 「水曜コンサート」の真相-後篇
29 「ぎんぎら通り」のパーティーが終わる
30 最後の夜、♪ GOWANG GOWANG……と鐘が鳴り
第7章 総括-「武蔵野火薬庫/ぐわらん堂」とはなんだったのか?
総括1 多角経営? ぐわらん堂の「営業案内」
総括2 あの店の「収支決算」を報告すれば……
総括3 ぐわらん堂は「街の学校」だった