女性とマンガ 日本・アジア・欧米の自由と規制を切り開く

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[2025年1月/A5/288頁/] 
編/著=大城 房美/長池 一美 
発行=青弓社


目次:
はじめに-なぜ女性か、そしてマンガなのか | 大城房美

第1部 女性とマンガ

第1章 インタビュー:少女マンガと自由-破壊と挑戦の半世紀
| 萩尾望都 聞き手:大城房美/米村典子

第2章 少女マンガの不自由への挑戦-参加者は誰だったのか、そして誰なのか | 大城房美
 1 1970年代前後の少女マンガ
 2 「少女」という縛り-萩尾望都の場合
 3 近代社会での女性の制限と自由を育んだ装置としての「少女」
 4 少女マンガの不自由への挑戦-少女マンガを超える
 5 マンガを描くのが楽になったと感じられる時代、1990年代
 6 描きたいものを描く-男女で分ける必要がない時代へ
 7 少女マンガの挑戦-なぜ少年か
 8 グローバル化と少女マンガ的なもの(Shoujomanga-Esque)

第3章 SNSにおけるエッセイマンガ-女性の主体性表現の場とメディア的条件 | 竹内美帆
 1 SNSのエッセイマンガ
 2 「カジュアルな描き手」によるエッセイマンガの特徴
 3 個人が「マンガ」を制作すること-2010年代以降のメディア状況
 4 女性の多様な活動の場としてのSNSの可能性

[コラム]少女はどんな服を着るか | 米村典子

第2部 異文化をつなぐマンガ
第4章 Kaoruへのインタビュー
| Kaoru(マレーシア:コミックスアーティスト) 
聞き手:大城房美/チェン・ジュウ/長池一美/杉本バウエンス・ジェシカ[中川裕二訳]

第5章 テレサ・ワイチュン・リーとの対話-Miss 13 Dots (『13点』)の創造者
| テレサ・ワイチュン・リー(香港:コミックスアーティスト)
| 聞き手:コニー・ラム[大城房美/中川裕二訳]

[コラム]香港のマンガ ステラ・ソウ[大城房美訳]

第6章 フィリピンの商業BLマンガを読み解く | 長池一美/カミル・ジョイス・トゥアソン
-日本のBLマンガとの比較分析を中心に
 1 ブラックインクBL作品のジャンル分析
 2 BL作品から読み解く人種にまつわる言説
 3 フィリピンBLに表象される「日本」 
 4 BLからつながるLGBTQ理解促進

第7章 シンガポールのコミックス規制 | 杉本バウエンス・ジェシカ
-チェンジュ・リムへのインタビューからみえてきたこと
 1 コミックス業界での都市国家としてのシンガポールの特異的立場
 2 現在のシンガポールの表現規制
 3 シンガポールで読まれるコミックス

[コラム]『Martin’s Purrspective』からみるフィリピンのジェンダー問題
| カールイアン・ウイ・チェンチュア

第3部 規制とマンガ
第8章 マシュー・ルークスへのインタビュー
| マシュー・ルークス(アメリカ:コミックスアーティスト)
| 聞き手:大城房美/杉本バウエンス・ジェシカ/パトリック・ウィリアム・ガルブレイス[中川裕二訳]

第9章 サイモン・邦子へのインタビュー
| サイモン・邦子(アメリカ:図書館司書)
| 聞き手:大城房美/長池一美/濱野 健/竹内美帆/パトリック・ウィリアム・ガルブレイス

第10章 マンガを「読む」社会からマンガを「語る」社会へ | 濱野 健
-マスメディア言説でのマンガの表現に関する「有害図書」論争の変遷から
 1 データの集計-全体的な特徴
 2 データ分析:1-年代別の特徴
 3 データ分析:2-時系列的な変化を探る 

第11章 「子どもを思想から守る」は、誰を何から守っているのか
| パトリック・ウィリアム・ガルブレイス
 1 “Raising Children”-人類学的な視点から
 2 “Raising Readers”-マンガ研究の視点から
 3 “Raising Questions”-結論のかわりに

第12章 拡張するイマジナリーな身体と世界-Second Remix | 永山 薫
 1 16年目の『エロマンガ・スタディーズ』
 2 『エロマンガ・スタディーズ』の背景
 3 「エロ漫画」が置かれていた状況
 4 『エロマンガ・スタディーズ』執筆の経緯
 5 表現規制については外せない
 6 歴史観とジェンダー観
 7 拡張するイマジナリーな身体と世界

あとがき | 長池一美

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