パレスチナ/イスラエル問題を「自分のこと」として考えるために

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[2025年4月/四六判/344頁/] 
著=早尾貴紀 
発行=皓星社


目次:
まえがき
本書関連年表・地図

第I部 東アジア史とパレスチナ/イスラエル問題の交差
はじめに
1 帝国によるグレート・ゲーム
2 パレスチナ100年戦争の起点
3 セトラー・コロニアリズムの同時代性
4 レイシズムによる同化と差別のダブルバインド
5 民族浄化と「1948年体制」
6 オスロ体制の欺瞞とハマースの台頭
7 徐京植を読む(一)
8 徐京植を読む(二)
9 徐京植を読む(三)
おわりに

第II部 欧米思想史から見たパレスチナ/イスラエル
はじめに
1 モーゼス・ヘスとテオドール・ヘルツル
2 ダヴィド・ベングリオン
3 コーエン、ローゼンツヴァイク、ショーレム、ブーバー
4 ハンナ・アーレント
5 エマニュエル・レヴィナス
6 ジャック・デリダ(一)
7 ジャック・デリダ(二)
8 ハミッド・ダバシ(一)
9 ハミッド・ダバシ(二)
10 ボヤーリン兄弟とパレスチナ・フェミニスト・コレクティヴ
おわりに

第III部 世界の矛盾が集約したパレスチナ
-ふたたび過ちを繰り返さないための日本・朝鮮・南アフリカ
牧野久美子×李杏理×早尾貴紀

第IV部 パレスチナ/イスラエル問題を語る
「大災厄」は過去ではない
-イラン・パペ『パレスチナの民族浄化』と米・エルサレム首都承認問題
| 臼杵陽×早尾貴紀

野獣の膨れた腹の中にサイードを解き放つ
-批判的知性の再構築がどうできるのか
| 姜尚中×洪貴義×早尾貴紀

負の遺産として当時を知る
-重信房子『戦士たちの記録 パレスチナに生きる』(幻冬社)から考える
| 小杉亮子×早尾貴紀

あとがき 幾重にも転倒した世界に抗して

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