関西の隠れキリシタン発見 茨木山間部の信仰と遺物を追って

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[2025年2月/四六判/254頁/] 
編=マルタン・ノゲラ・ラモス/平岡 隆二 
発行=人文書院


目次:
口絵
はじめに

第一章 茨木へのキリスト教伝来-その由来と展開 | 平岡隆二
一 本章の目的と先行研究の整理
二 高山飛騨守・右近父子とキリスト教
三 「山間部のキリシタン」-その成立と展開
四 巡回から禁教へ
五 まとめにかえて-日本布教の近世と近代

第二章 パリ外国宣教会の「古キリシタン」探索 | マルタン・ノゲラ・ラモス
-マラン・プレシ神父の千提寺村発見を中心に
一 古キリシタンの「復帰」を目指す布教
二 失敗に終わった古キリシタンとプレシの交流-解明の試み
三 古キリシタン中心の布教方針に対するプレシの異論
四 トラブルメーカーのプレシ
五 エピローグ-プレシの帰国と忘却

第三章 茨木キリシタン遺物からみる「発見」とその後 | 桑野 梓
一 所有家ごとにみるキリシタン遺物
二 キリシタン遺物発見後の動向-遺物の行方と修理の痕跡
三 もうひとりの遺物発見者、奥野慶治
四 再布教をこころみた宣教師、ジョゼフ・ビロー神父

第四章 大正期の文化・学術と茨木キリシタン遺物の発見 | 高木博志
一 問題の所在
二 大正期京都のロマン主義
三 豊臣秀吉顕彰とキリシタン遺物の発見
四 キリシタン遺物の発見をめぐる人々
五 1920年の千提寺キリシタン遺物の発見

[付録]
マラン・プレシの五通の書簡
| マルタン・ノゲラ・ラモス(解題・注)/坂口周輔(訳)

茨木キリシタン年表

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