本のコミューン 対抗文化のイヴェント記録と通り過ぎた旅人たちの風
[2025年4月/B6/332頁/]
企画・編集=ハーポ部長
発行=文借社
目次:
I 浮遊するコミューン
〈レゲエ・リヴァイヴァル〉とアーバンラスタの闘い | 鈴木孝弥
オーガニックにしときなさい-ジャー9との対話 | ハーポ部長(翻訳 竹内嘉次郎)
ノートブックはおまえの唯一の呪術だ、とドンファンは言った | ハーポ部長
ラスタに至る道 | ELIJAH-FAR-I
都市型コミューンの誕生-砂川共同体・石神井村コミューン・ミルキーウェイキャラバン | 大友映男(やさい村)
近所の辺境 | 鍵谷開
ひとつらなりのイノチ | 高橋ペコ
コミューン暮らしとその終わり-ポンちゃんと無我利道場の思い出 | 蝦名宇摩
アイ・アム・ヒッピーの旅 | 桝田屋昭子
おかげさまで対抗文化人生 | Yusuke Suzuki
下北沢コミューン研究部の記録 | ハーポ部長
ひとつのコミューンがなくなるとき | 中西淳貴(笹塚コミューン)
II 路上と抵抗
ストリート以降/都市 | 毛利嘉孝 × 江上賢一郎
旅人を連れて行きたい店 | 高岡謙太郎
食卓を囲むというおもてなし | ありい
ラヴァーズロックと抵抗の音楽 | 石田昌隆
軍事政権下のマリの暮らしと音楽修行 | 大槻洋治
風の旅人 | 根岸恵子
交流無限大-だめ連 ぺぺ長谷川の文化遺産
| 神長恒一(だめ連) × いか(ぬけ組) × 原島康晴(編集者)
はみ出す言葉、Fuzzyな存在
| 石丸元章
| 企画・聞き手:銀色夏実
| 発言:北沢夏音、大田 ステファニー 歓人、『さいばーひっぴー』編集部すずき&うみこ
サイバーヒッピー-TRIP and JOINT in REARITY | すずき
真珠痕 | 銀色夏実
III ヒッピーやらパンクやら-タンタンに捧ぐ
梵! ヴォヤージュ! | ハーポ部長
クール・レジスタンスの時代 | 北沢夏音 × 青野利光(『スペクテイター』)
苦痛の先に訪れる恍惚 | 茂田龍揮
チャンマイ薬草ライフ | ことり薬草えこインタビュー
すこやかなお茶の故郷を訪ねて | 花崎草
人生が変わらなかった旅 | くるみ
旅 | 橋本勝洋(サンガインセンス)
暴力と尊厳の考古学-『死なないための暴力論』刊行記念 | 森元斎 × 成瀬正憲
ヤンキー・イン・ザ・UK | 川上幸之介
生涯一パンク | 中沢新一
Enter the Dragon | タンタン(長谷川浩)
VI 風に吹かれて-気流の鳴る音をきく
メキシコの真木悠介 | 今福龍太 × 上野俊哉
荒野でひとり旅を点てる | 翔太郎
『気流の鳴る音』を気流舎で | 鶴見済
自分の内に絶えることなく歌があること-真木悠介輪読部の記録 | 椋本湧也
教会の境界 | 内田翼
気流舎を経由して | 石崎詩織
チャマンガのビンゴ大会 | 川崎光克
ぼくの人生と真木悠介-気流舎での出会い | 野本三吉
台北、2024・10 | さおり
風に吹かれて | 平田博満
V ブック、マジック、ミュージック
カウンターカルチャーの印刷物はどのように作られたか? | 槇田きこり 但人
60年代カウンターカルチャーの旅 | おおえまさのり
医学標本を巡る旅 | ケロッピー前田
わたしの知ってる最近のZINE事情 | 野中モモ
砂漠の横浜ラーメン | 円香
非日常を求めて-旅と映画 | わたなべみお
没後15年 平岡正明は「笑う革命思想家」だった | 阿部晴政 × 向井徹(平岡正明著作集委員会)
ガンビアと歩む誓い | 関口直人
民俗音楽の彼方へ 湯立て神楽編 | ものいみやなかの会
気流舎と旅 | ハーポ部長
坂部の冬祭りレポート | アクセル長尾
鬼とパンク-天龍村坂部冬祭りについて | 石倉敏明
山奥へ芸能を訪ねてゆく | 猫村あや
シピポ族と暮らしの変化 | 馬場綾(アマゾン屋)
インドネシアの呪術師に弟子入りしたタオイストの話 | 中原勇一(やわらぎ気功クリニック)
〈インドネシア音遊び〉スンダの憑依芸能レアックの音世界に出会う | リサ
臨死体験の旅 | 長澤靖浩
いのちの流れの続きの先へ | 宮脇慎太郎
気流舎から始まった本の旅 | 汽水空港モリテツヤ インタビュー
〈分岐点〉としての書店 | 諫山三武(未知の駅)
僕は火を守る仕事をしていた | 吉澤順正
孤独の果て | おぼけん
足がある-気流舎での詩の朗読 | 長沢哲夫
虹より高く-ロバート DE ピーコとブルース共同体 | ハーポ部長
〈編集後記〉
僕らには儀式が必要だった/気流舎から寄留者へ