爆弾犯の娘
[2025年6月/四六判/288頁/]
著=梶原 阿貴
発行=ブックマン社
「東アジア反日武装戦線」のメンバー、桐島聡の生き様を描いた映画『桐島です』(監督:高橋伴明)の脚本家・梶原阿貴による著。彼女の父親も桐島聡と同じように爆破事件に関与し指名手配され逃亡していた。
目次:
はじめに
逃亡生活 1973-1985
池袋北口平和通り商店街
ジンミンノコ
ノーパン喫茶でライディーンを
氷川神社の鳥居と交番
働かざる者、食うべからず
ポートピア連続殺人事件とコックリさんとビニ本と
工場の上にお引越し
永田古書店の死神博士
母、当たり屋になる
サヨクとオキヤとヤクザとヤンキー
いざ行かん、伊豆の芸者置屋へ
おちょこの傘持つメリー・ポピンズとビニールの城
夜の公園で父とふたり運動会
三斗小屋温泉殺人事件
ビューティフルネーム
メリークリスマス!お父さんは山へ芝刈りに
裁判〜服役 1986-1991
父の初公判を傍聴に行く
自由の森学園と若松プロと宝塚
ぼくは12歳
小菅の土手で尾崎豊のために卒業を歌う
旅立ちの時
丁稚生活のはじまり
くんちゃんのこと
静岡刑務所に面会に行くついでに赤福を買う
映画『櫻の園』
父出所〜家族解散 1991-1993
父、二十年ぶりに娑婆に戻る
家族解散
脚本家になろうとする 2003-
名探偵コナンで脚本家デビュー
東日本大震災後に宮城刑務所へ
二時間ドラマからラップ映画へ
父帰る
父落ちる
俺たちに明日はない。
夜明けまでバス停で
桐島です