戦争トラウマを生きる 語られなかった日本とアジアの戦争被害、傷ついたものがつくる平和
[2025年7月/四六判/304頁/]
著=黒井秋夫/蟻塚亮二
発行=泉町書房
目次:
第1章「親の戦争PTSDと生きる」-戦後の「手のひら返し社会」と戦争トラウマ
第2章「戦争トラウマを生き抜いた戦後」-私たちの青年時代
第3章 「PTSDの日本兵家族会・寄り添う市民の会」-回復の実践
第4章 見捨てられ続けた日本兵、戦争・災害被害者とその家族
第5章 「痛みを知るものがつくる平和」-少数派を犠牲にしないために
第6章「東アジア・戦争トラウマシンポジウム」
【第I部・韓国編】国家から被害を受けた民衆の連携を模索する-日本人の無力感を超えて
【第II部・中国編】 旧満州で黒井さんたちが謝罪した意味-民衆レベルで平和の土台を作る
【第III部・沖縄編】「命に対する向き合い方が変わる」平和論-戦争体験者の生き方から
あとがき
「戦後史の闇を背負って」 | 黒井秋夫
日本人の無力感を形成する「軍国主義のトラウマ」 | 蟻塚亮二