横須賀1953 「混血児」洋子=バーバラの物語

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[2025年7月/四六判/264頁/] 
著=木川 剛志  
発行=えにし書房


映画『Yokosuka1953』を書籍化。

目次:
序 章 忘れられつつある物語

第1章 突然のFacebookメッセージ
福井の空襲、街に息づく記憶
街の記憶を短編映画に
アメリカからのメッセージ

第2章 知らない町、横須賀へ
朧げな街
「昭和」が残る場所
たった65年、忘れられた家族

第3章 アメリカ・テキサスへ
偶然の、1週間の隙間
ウィリー・ネルソン
71回目の誕生日
母の約束

第4章 母を探す-「転落」と呼ばれた時代の中に
神奈川県立公文書館
神奈川の戦後と「婦人保護台帳」
大滝名店ビル、河助
節分-秋谷神明社
信子と洋子、戸籍に並ぶ2つの名前
知らない人のはずなのに

第5章 秋谷の浜辺に残っていた記憶
細く脆い糸をつなぐために
これが横須賀だよ
記者会見
クリスマスローズカフェ
林ロータリー
久留和温泉
語り継ぎたくない話
「電話」をかける
ゴンファノン129

第6章 来日、母の面影を探す、洋子の旅
私は少女の時に国を出て、老女になって帰ってきたの
母に伝えたいこと
出発の家、幸保愛児園へ
記憶の共有
母と見た風景
同じ寂しさ
隠すべきではないこと
喜ばれて生まれてきた
母の一番近くへ
忘れていた母の顔
別れの朝、そして

第7章 映画『Yokosuka1953』
撮る者から撮られる者へ-当事者としての旅路
ハワイでの上映
意外な評価
福井が繋げてくれた縁
世の中に優しくなってもらいたいから「配給」を探す
初動の失敗
全国展開、そして

最終章 アメリカへ-再会
幕が下りたあとに
「ドキュメンタリー」が消えていく
そして、アメリカへ薄れゆく記憶
そして、さようなら
再び

[解説]
I 戦後と女性
II 戦後と子供たち
III 戦後混乱期横須賀
IV 秋谷と武山基地(キャンプ・マクギル)

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