現代「語り部」の継承

143571

[2025年5月/四六判/216頁/] 
著=今津 孝次郎/神山 直子 
発行=新曜社


目次:
序 章 「語り部」 と「語り」
1 「語り部」の過去から現代へ
2 「受苦」体験の「記憶」の「語り」
3 「個人的記憶」から「社会的記憶」へ

第1章 現代「語り部」を解き明かす視点
1 「声」と「書字」
2 「語り部」と「聴き手」の諸関係
3 「語り」の歴史認識と「文字史料」の歴史的事実
4 「非定型的」教育の視点から見た現代の「語り部」

第2章 ハンセン病回復者の「語り」
1 「ハンセン病隔離」と全国の「ハンセン病療養所」
2 ハンセン病療養所の「語り部」とその活動
3 「語り部」と「聴き手」の関係
4 コミュニケーションとしての「沈黙」

第3章 被爆体験者の「語り」
1 長崎の原子爆弾被災
2 「個人の記憶」から「社会の記憶」そして「世界の記憶」へ
3 ヒバクシャと核兵器廃絶の願い
4 多様な「語り」
5 核兵器廃絶の世界平和運動

第4章 「語り部」の継承
1 「語り部」の高齢化と継承の緊急課題
2 さまざまな「語り部」継承プロジェクト
3 継承プロジェクトの種類
4 継承者の意義と役割を問い直す

終 章 「語り部」の「語り」と人権教育・啓発
1 人権、差別、人権教育・啓発
2 人権教育の三局面と「語り部」・「聴き手」のコミュニケーション
3 「語り部」の「語り」を生かしつつ人権教育の深化を図る諸課題

あとがき

在庫状態 : 在庫有り
¥2,970(税込)
数量