鉄鋼産業の闇(鎌田慧セレクション6)

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[2025年7月/A5/312頁/] 
《鎌田慧セレクション6》 
著=鎌田慧 
発行=皓星社


目次:
第一部 ガリバーの足跡 滅びるか鉄鋼王国ニッポン
黄金の日々
石をもて追わるるごとく
鉱山の友子同盟
もうひとつの戦争
鉄と魚
大形工場の終焉
黄昏の街で
そして七年後、釜石の不安
河出文庫版あとがき
[資料]河出文庫版解説 童顔の秘密 | 佐木隆三

[月報]
経済大国日本の裏面史ではないか | 深田俊祐(労働作家)
三池の肝っ玉母さん | 増子義久(元朝日新聞記者)
もの静かな人という印象 | 尾崎清(幸徳秋水を顕彰する会副会長)
続ける難しさ | 竹中忍(「北斗」主宰)
湯気の向こうの鎌田スマイル | 中西和久(俳優)

第二部 死に絶えた風景
プロローグ
“透明度ゼロ”の死
裁かれるもの

第一章 絶望の部屋-労働下宿の記録
労働下宿の夜
高炉掃除人
本工=カミサマ 下請=ニンゲン
労働下宿脱出のあとで
暴力支配の系譜
“門前雇用”の労働下宿
納屋制度と労働下宿
ある証言

第二章 鉄の流れ-釜石から八幡へ
栄光の製鉄所-釜石
離合集散の歴史
八幡村のゴールドラッシュ
ゴールドラッシュの末路
ある漁師の記憶
奪われた漁場
吉田磯吉の実力
ナグサメとワイヤカケ

第三章 せめぎ合う波-鉄鋼労働者の闘い
人夫供給業の歴史
溶鉱炉の火は消えたり
釜石での決起
「赤トンボ」の歌
八幡製鉄所の労働構造
三島光産事件
第四章 黒い紐帯-八幡と筑豊
遠賀川の流れ
焼け焦げた時計
マイクロバスの道のり
燃え尽きたピット
筑豊の“最大産業”
坑夫たちのいま
人間スクラップ
夢のシームレス
ある閉山
第五章 洞海湾のほとりで 272
壊滅する住宅地
あらたなる拡大
追われる漁民たち
君津へ-労働者の大移動
企業城下町の崩壊

エピローグ
「高炉公園」に立つ
洞海湾の深い眠り
Nさんからの手紙

単行本あとがき
講談社文庫版あとがき
現代教養文庫版あとがき

あとがき 日本の鉄鋼産業とトランプ政権 | 鎌田慧

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