流行精神病の時代
[2025年8月/四六判/224頁/]
著=野田 正彰
発行=鹿砦社
「発達障害」と「精神病遺伝説」-精神科医、製薬会社、NHK、学校の病気創りによって、無数の子どもが犠牲になっている。
日本で「精神医療」と呼ばれているものの実相とは。
目次:
はじめに
第一章 「優生保護法」は日本精神医学の常識
1-1 現代に息づく優生保護法の思想
1-2 業界による隠蔽
1-3 優生保護法をめぐるお祭り訴訟
第二章 教科書と「精神疾患」
2-1 精神病遺伝説を常識とした学校教育
2-2 偏見に加担する教科書と法
2-3 偏見改まらぬ教科書
2-4 開かれた精神医療をめざして
2-5 地域精神医学の現状
第三章 旭川少女殺人事件と「発達障害」
3-1 「発達障害」という流行精神病の作り方
3-2 旭川女子中学生いじめ凍死事件 雪の少女へのレクイエム
3-3 雪の少女の哀しみ
3-4 隠蔽のための「再調査」
第四章 事件と映画に思う
4-1 自死とは世界の消去なのか 大阪放火事件に思う
4-2 映画『どうすればよかったか?』を観た人へ
第五章 原発事故被害者の精神鑑定
5-1 原発被害者が死ぬ前に見た景観
[精神鑑定書1]菅野重清さん
[精神鑑定書2]大久保文雄さん
[精神鑑定書3]Aさん
5-2 原子炉との深夜の対話
あとがき