仮面考

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[2025年8月/四六判/416頁/] 
著=今福 龍太 
写真=石川 直樹 
発行=亜紀書房

目次:
仮面のはじまり

I 顔、面、ペルソナ-和辻哲郎に導かれて
II 〈うしろ向きに未来に入る〉こと-戸井田道三と能面
III 諷刺と蜚語の王国-金芝河における仮面の叛乱

IV 他者性の乱舞-メキシコと仮面
V ヴァンクーヴァー島への小さな旅-レヴィ=ストロース『仮面の道』を傍らに
VI 恐怖と仮面-ポーからボルヘスへ
VII 苦く甘美な喧噪-ジェームズ・アンソールと仮面の祝祭

VIII 哲学者の夢の涯てに-プルチネッラと永遠の生
IX 隠喩としての仮面-ファノン、セゼール、ボールドウィン
X 仮面の解剖学-安部公房における〈顔の喪失〉

XI ポスト・フェストゥムの仮面-セリエント、吉岡実、ベンヤミン
XII 死者の召喚-三つの仮面劇をめぐって
XIII もう一つのペルソナ-〈仮面の政治学〉の彼方へ

仮面の終わり

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