日本共産党、再生への条件 この組織を消滅させないために

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[2025年9月/四六判/128頁/] 
著=碓井 敏正 
発行=花伝社 


目次:
まえがき

第1章 求められる日本共産党の組織改革
はじめに
1 共産党後退の現状
2 社会の変化と求められる党改革
3 共産党による党改革の努力
4 共産党の基本性格(科学的社会主義)
5 組織体質(民主集中制)の問題
6 民主集中制と寡頭的支配
7 政策の柔軟化とその可能性
8 共産党改革の要点
9 共産党二つの道


第2章 戦後革新運動と共産党のこれから
はじめに
1 戦後の革新運動と共産党
2 成熟社会における革新運動
3 共産党の組織改革の歴史
4 組織改革の難しさ
5 今後の革新運動の可能性
補論1 マルクス理論と成熟社会論
補論2 組織の権威主義化の特徴


第3章 日本共産党の綱領を評価する-他党との比較を通して
はじめに
1 日本共産党の綱領の特徴
2 綱領は本来どうあるべきか
3 他党の綱領を読む
4 市民社会論の欠如
5 最近の情勢をどう評価すべきか
6 注意を要する日本の防衛政策
7 将来の日本の社会主義像の問題


第4章 民主集中制と組織の疎外
はじめに
1 組織の制度化がもたらす矛盾
2 統制の手段と化した民主集中制
3 組織の疎外克服の困難性
4 政党組織の疎外と国家権力
5 求められる「民主集中制」の放棄


第5章 共産党における組織監査の可能性
はじめに
1 組織のチェック機能としての監査の意義
2 共産党における監査機能の実態
3 監査の独立性の重要性
4 監査の軽視とマルクス主義
5 ボルシェヴィキとレーニンによる党内監査の重視
6 政党内監査の重要性の再確認
補論 監査の人間論的前提-ヒュームの議論から


第6章 組織の矛盾とアソシエーション
はじめに
1 アソシエーション論の可能性と課題共産党
2 深刻な組織の矛盾
3 問題を深刻化させる精神的要因
4 マルクス理論の限界
5 アソシエーションの実質化のために


日本共産党綱領
日本共産党規約

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