写真師 島隆 日本初の女性フォトグラファー
[2025年8月/四六判/272頁/]
著=蓑﨑昭子
発行=皓星社
目次:
はじめに
第一章 上州・桐生から
高台の墓地で
顕彰碑を再建
隆の略自伝
女師匠、田村梶子
江戸との文化交流
一橋家の祐筆に
第二章 霞谷との日々
島霞谷と結婚
共に遊歴の旅へ
銚子に長逗留
手習いの師匠に
筆をとる霞谷
武四郎と草雲と
今度は越後へ
写真術を習得
写真師の名乗り
日本初の写真家として
袴とブルーマー
写真に留める姿
草雲の悲劇
英語の学習
写真と肖像画
士族となり開成所へ
第三章 写真と油絵と
油絵の女性像
和と洋の融通
研究者ら続々桐生へ
「来信」の顛末
ヒポクラテスと三者
一橋大納言とハラタマ
敷物の謎
戦禍を避けて
霞谷、英雄を好む
笑う男、霞谷
一橋家への仕官
浅草かいわい
複写された武士たち
前橋藩主の写真御用
いろんなポーズ
活字御用は隆あてに
士族の誇りを持って
島活字の発明
霞谷の死去
第四章 桐生に写真館開業
隆、桐生に帰郷
桐生での写真の仕事
雙六に「青柳堂」
伊香保へ湯治旅
後家、士族として
ゴブラン織バッグ
草雲に油絵を指南
役者写真を複写
五姓田芳柳の依頼
晩年の闘い
書に託す心境
第五章 未来へ、世界へ
遺品を未来に
英国の女性写真家
「A・A」のために
あとがき
島隆・霞谷 年譜