大切なことはDIVAが教えてくれた ゲイの僕が家族やミソジニーと向き合うまで
[2025年9月/四六判/212頁/]
著=富岡 すばる
発行=青弓社
目次:
まえがき
第1章 ゲイというプライド-マドンナ
自分自身へのカミングアウト
「自分自身を表現して」という言葉
フェミニズムとの出合いと男らしさの呪い
LGBTQアクティビズムとの共闘
プライド月間に寄せて
第2章 終わりのない孤独-浜崎あゆみ
孤独を歌うあゆ
「居場所を探して街をさまよう少女たち」のロールモデル
全曲本人作詞によるライフソング
セクシュアルマイノリティーへのエンパワーメント
消えない孤独とともに生きること
第3章 血も戸籍もつながっていない家族-ピンク
SMバーでみた男女のポジション
身内という存在について考えさせられたコロナ禍
ピンクが見せる2つの「家族」
僕にとっての「家族」というもの
第4章 愛せない容姿を抱えて-ビヨンセ
3回やっても満足できなかった整形
「手術が必要なのは魂のほう」と歌う「Pretty Hurts」
ルッキズムが引き起こす痛み
ゲイ男性であることとルッキズム
差別される側から差別する側へ
自分自身に幸せを感じているか
第5章 自分のなかのミソジニ-テイラー・スウィフト
女性のほうが楽に稼げる?
「いい子(Nice girl)」でいること
カントリー音楽界の保守性
「ビッチ」という烙印
無意識のミソジニー、捨てられなかったホモフォビア
僕はゲイ差別をするゲイだった
第6章 アイドルへの崇拝と絶望-ブリトニー・スピアーズ
自分を忘れるための「アイドル」
初めて好きになったアイドル、ブリちゃん
同世代のロールモデルとしてのアイドル
すべてがエンタメとして「消費」される恐ろしさ
アイドルとの同化をやめる
第7章 神様はかつて男性だった-アリアナ・グランデ
「神は女性」というカルチャーショック
「天のお父様」へのお祈り
固定観念へのアンチテーゼ
キリスト教とセクシュアルマイノリティーへの抑圧
僕にとっての神様とは
第8章 愛しているけど嫌いという自己矛盾-ホイットニー・ヒューストン
「矛盾している」ことへの恐れ
歌手ホイットニー・ヒューストンが内包する矛盾
彼女は嘘をついていなかった
I’m Every Woman-私はあらゆる女性
第9章 愛国心なき者-レディー・ガガ
ここに残るための、たった一つの理由
この国に生きるゲイとしての無力感
「日本がいやなら海外に行けばいい」
自分たちにとっての「国歌」
ルールを破ることではなく、自分なりのルールを作ること
第10章 「母」が受けるバッシング-松田聖子
痛みを伴う、自由の体現
アイドルから「スキャンダルの女王」へ
キャリアも夢も追いかける母親像
松田聖子と母というDIVAの原風景
プレイリスト
あとがき
