-総ルビ版-大杉栄・伊藤野枝・橘宗-死因鑑定書
[2025年9月/A5/64頁/]
発行=マヌケ出版社
関東大震災の混乱の中、官憲により虐殺された大杉栄と伊藤野枝、そして甥の橘宗一(6歳)。軍部の隠蔽により、甘粕正彦憲兵大尉の単独犯とされてきたこの「甘粕事件」は、一九七六年に発見された『死因鑑定書』によって、実際には集団暴行の末の殺害であったことが明らかとなりました。本書は、その「死因鑑定書』全文を収録するとともに、付録として『小説・死因鑑定書』、同志・和田久太郎による記事『大農大火による騒乱と奴等による逆襲ー並びに急進愛国党の出現ー』、さらに宗一の母であり大杉栄の妹でもある大杉あやめの手記『甘粕事件以後』を併録しています。多くの読者に届くよう『鑑定書』は総ルビ版で刊行しました。
目次:
はじめに
鑑定書
[付録]
小説・死因鑑定書 | 通天閣盛男
大震大火による争乱と奴等による逆襲-並びに急進愛国党の出現 | 和田久太郎
甘粕事件以後 | 大杉あやめ
