シティ・ライフ ノート
[2023年3月/四六判/320頁/]
著=本間健彦
発行=街から舎
目次:
1章 わたしが出会った『人間屋の話』続編
われらの時代の「雑文豪」草森紳一
在野の哲学者・内山節
函館の街を蘇みがえらせた作家 佐藤泰志の復活ムーブメント
マイナーポエット・高木護の詩の魅力
DJを生業としてきた詩人 清水哲男の軽快なフットワーク
映画タイトルデザインを《映画》に飛翔させた 赤松陽構造の活動屋スピリット
抗日遊撃戦線を闘った斎藤竜鳳という男の足跡
2章 いい本・いい映画に出会った時のノート
福島の老歌人佐藤祐禎さんとキリギスの「明かり屋さん」
『Get back,SUB!』を読み再開した小島素治
牧瀬茜詩集『うみにかえりたい』
なかにし礼詩集『平和の申し子たちへ-泣きながら抵抗を始めよう』
『主人公はきみだ-ライツのランプをともそうよ』
写真家渡辺眸が炙りだした『1968新宿』
ドキュメンタリー映画の新しい地平を拓いた『三里塚に生きる』
笑いの哲人マルセ太郎を悼む 語ることは再び愛すること
「君こそは友」という仲ではなかったけれど……。
黒田オサムを大バケさせたドンちゃんの慧眼
家族団欒に背を向けた最後の文士
「山谷のキリスト者」が記録した《フォークの神様》岡林信康への黙示録
3章 ぼくは埋め草や雑文を書いて歌ってきた
歴史家・色川大吉の八ヶ岳「森の家」訪問
山口百恵の「横須賀ストーリー」
若き日の芥川龍之介が軍港・横須賀の街で感じた「ぼんやりとした不安」
映画『故郷』の舞台となった瀬戸内海倉橋島の人びとの暮らし
夜明けのスキャットが聴けた「1969新宿」
高層ビル街で鳥の囀りが
イタリア版「傘がない」
高田豊と石川三四郎
われに五月を
群馬県甘楽町と東京都北区の有機農業ネットワーク
有機農業的本づくりのすすめ
生涯現役のミニコミ編集者を目指す
お寺もデンデケデケデケ
わが無知を恥じ 忌野清志郎に拍手
わが草莽のファミリー・ヒストリー
あとがき