フランスの悪魔 強制収容所抑留記
[2025年9月/四六判/350頁/]
著=リオン・フォイヒトヴァンガー
訳=浅野 洋
発行=白水社
著者は20世紀のドイツを代表する反ナチズムのユダヤ人作家の一人。1933年、ナチスによって国籍を剥奪され、亡命したフランスでヴィシー政権によって収容所に抑留された。本書は、40年5月に南仏レ・ミル収容所に拘留されてからニーム近郊で解放されるまでの過酷な体験の一部始終を綴った記録である。
目次:
フランスの悪魔―ある体験記
レ・ミルの煉瓦
第一夜
バイヨンヌの船舶
第二夜
ニームのテント
第三夜
マルセイユの庭園
日記 1940年
レ・ミル 1940年
幽霊列車
ニーム収容所
マルセイユ
手紙
逃避行 マルタ・フォイヒトヴァンガー
補遺
訳者あとがき
