からだは語る

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[2025年1月/B5変型/304頁/] 
著=A・ レマ 
訳=鍛冶美幸/村井雅美 
発行=木立の文庫


目次:
序 章 身体が語るとき
・体現化された自己
・ふたつの身体を心に留めて
・相談室のなかの身体
・母 体


第1章 羨望と母体-美容整形の精神力動
・現代の美容整形
・母親にまつわる風景
・自己-製空想
・再生空想
・完全一致空想
・現実をつくり直す


第2章 いったい、誰の皮膚なのか?-屍姦幻想の精神的機能
・カウチの上の身体
・わたしの母の家で
・皮膚と屍姦幻想
・自分の皮膚のなかで生きる


第3章 純粋な決定の秩序-仮想世界で成長する
・テクノロジカルな体現化の誘惑と危険
・思春期の身体/精神病空間に浮かぶ仮想身体
・ノーボディであること
・仮想空間における身体の運命


第4章 過去なき現在-思春期の性別移行における時間的統合
・カップルの時間
・雲の上で生きる
・時間的つながり


第5章 もって生まれた身体と、自分そのものである身体
・カウチから出て
・体現化された自己と、見られるという体験
・自分自身にくつろいで
・トランスセクシュアルの心に至る道


第6章 トラウマと身体-映画 《私が、生きる肌》
・喪失に対する倒錯
・良い対象が生き残ること


第7章 分析家の身体と設定-体現化された設定と共生的転移
・体現化された設定と共生的転移
・身体的な逆転移と「警告の物語」
・最初の二年間
・要するに
・共生、分析家の身体


第8章 ラプンツェル再考-髪の無意識的意味
・髪にまつわる物語
・髪の精神的なルーツ
・もっとも露出した身体的境界


第9章 カウチから離れて-分析家のトイレの心理的な使い方
・トイレと秘密-隠匿と分泌物
・トイレット・ブレストとしての分析家のトイレ


第10章 自己の起業家たち-変身リアリティ番組の精神的・社会的機能
・自己の再創造
・プロジェクトとしての身体
・変身リアリティ番組の残忍さ
・完全な監視状態
・まなざしの倫理

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