月刊 地平 2025年12月号

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[2025年1月/A5/240頁/] 
特集1.加害と和解-東アジアの不再戦のために2
特集2.沈黙を拒む-ジェノサイドに抗議する国際社会
特集3.宗教2世の苦悩 
発行=地平社


目次:
【知層 News In-Depth】
タイ−カンボジア紛争が可視化したもの-ナショナリズムと違法ビジネスネットワーク
| 外山文子(筑波大学)

右傾化と政治的無関心とのはざまで-ポルトガル政治の変化
| 武藤 祥(関西学院大学)

抵抗は続く-アメリカの大学でこの一年に起きたこと
| 大矢英代(カリフォルニア州立大学)

虚飾の防衛イノベーション(上)軍事研究大国化の企てと内実
| 千葉紀和(毎日新聞)

入管法は国際法に反している-控訴審で問われるものは?
| 神田和則(ジャーナリスト)

【特集1】加害と和解-東アジアの不再戦のために2
この悲劇の共演者であれ
| 池田香代子(ドイツ文学翻訳家)

〈インタビュー〉
戦後80年 極右化する政治、劣化する歴史認識
| 高橋哲哉(東京大学名誉教授)

「戦争の記憶」から「記憶の戦争」へ-日本における記憶政治の現在
| 王広涛(復旦大学)

長生炭鉱 遺骨と向き合う-戦没者の遺骨収容と戦後補償の現在
| 栗原俊雄(毎日新聞)

中国人強制連行と和解
| 森田太三(弁護士)

守るべき国家とは何か-不戦兵士・小島清文の記憶を受け継ぐ
| 遠藤美幸(不戦兵士を語り継ぐ会共同代表)

日韓条約「無効」をどう考えるか-「韓国人民」の歴史意識から
| 太田 修(同志社大学)

【連載】
台湾・麗しの島だより(第18回)
台湾人「慰安婦」の記録、アマーの中の日本

| 栖来ひかり(文筆家)

【特集2】隣人である移民沈黙を拒む-ジェノサイドに抗議する国際社会
ジェノサイドに対する法的闘争-イスラエルを追及する南アフリカ
| 牧野久美子(アジア経済研究所)

ガザへ船で向かう-出発からイスラエルによる拿捕、帰還まで
| 安村美香子(グローバル・スムード船団)

揺らぐ「法の支配」をどう支えるか-国際司法裁判所と国際刑事裁判所
| 森岡みづほ(朝日新聞)

イスラエルと国際社会への警告-ガザ・ジェノサイド報告書
| 根岸陽太(西南学院大学)

【特集3】宗教2世の苦悩
醜悪な日本の私-統一教会とレイシズム
| 野浪行彦(作家)

奪われた人生と尊厳を取り戻す-統一教会二世による提訴
| 藤田庄市(フォトジャーナリスト)

【短期連載】実力行使の民主主義-高知パルプ生コン事件(2)
| 坂手洋二(劇作家・演出家)

【連載】
日本の公安警察2025(第6回)警察全体の“公安化”
| 青木 理(ジャーナリスト)

テック・ジャスティス-公共性と倫理ある人々の技術へ(第6回)
データセンターの破滅的拡大

| 内田聖子(ジャーナリスト)

ルポ 無法労働-非正規公務員の荒野(第6回最終回)
荒野からの脱出

| 竹信三恵子(和光大学名誉教授) 

歌舞伎町で。(第6回)世界各地の実践と議論に学ぶ
| 仁藤夢乃(Colabo代表)
ウクライナ通信(第18回)避難を強いられる人びと
| 尾崎孝史(写真家) 

いくつものフォルモーサへ(第11回)像は島々をめぐる
| 今福龍太(文化人類学者・批評家) 

Sounds of the World(第18回)
イランのマシュハドで民俗楽器ゲイチャクを演奏する男性

| 石田昌隆(フォトグラファー) 

【書評】
驚愕のいじめ事例群-『大日本イジメ帝国』 | 早川タダノリ(編集者)
排他的ではない物語のために | 磯前大地(くまざわ書店八王子店)

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