非武装中立のリアリズム
[2025年04月/四六判/276頁/]
著=纐纈 厚
発行=緑風出版
目次:
序 章 安保繁栄論から“安保衰亡論”へ
繁栄から従属、そして衰亡へ
“アメリカ軍化”する自衛隊
着々と進む有事即応体制
本書で何を論じるのか
第I部 転機迎えた安全保障政策
はじめに
第1章 新安保法制成立は、日本衰亡のはじまり
新安保法制で何が変わったのか
アメリカに追随する日本
戦力の中心は核兵器とミサイル
対中敵視論と軍事ブロックへの参入
国家総動員体制を志向
統合作戦 司令部設置
交差しない議論
第2章 新たな安全保障論の展開
「代替国家」日本
自衛隊の活動範囲拡大
自衛隊とアメリカ軍の統合化の動き
「防衛外交」論浮上の可能性
「安全」を何で「保障」するのか
安全保障の再定義
実体なき「専守防衛」戦略
第3章 拍車かかる戦争のグローバル化
戦争のグローバル化
安全保障論の課題
マルチプレックス(多層化)の時代に
後退するアメリカの軍事覇権
「人間の安全保障論」
私たちの位置
第II部 脱抑止脱同盟への途
はじめに
第4章 脱抑止論に向けて-専守防衛論から先制攻撃論へ
抑止力とは何か
抑止が成立する条件
抑止と同盟の失敗事例
「安定と不安定 のパラドックス」
抑止力は算定可能か
なぜ、抑止論が幅を利かすのか
多様な抑止論議
抑止から関与へ
国恫喝
反故にされる政府答弁
第5章 中国敵視論の危うさ
中国の「国防白書」を読む
脅威論の真相
韓国の抑止論
「意図×能力」=脅威
脅威設定の理由
日本の外交防衛と中国敵視論
第6章 相互抑止の陥穽
米中貿易戦争の新段階
中台日の相互抑止論
中国も北朝鮮も戦争は望まない
最大の「敵国」はアメリカか
抑止論と同盟論の同質性
自衛隊南西諸島配備は対中
第III部 非武装中立非同盟政策のリアリズム
はじめに
第7章 安全保障論から除外される非武装中立論
多義的で曖昧な安全保障論
軍事への過剰な偏在
武装抵抗か非武装抵抗か
「平 和を望むなら、平和の準備を」の格言
市民的防衛の展開
「攻め込まれた」場合ど うするか
非武装非暴力行動の実践
非武装国民抵抗の研究
非武装中立への 途
第8章 軍事的安全保障論からの脱却
「脅威対象国」としての中国
「一方的非武装化構想」
日本の安全保障論の展望
リベラルな国際秩序の終焉
戦争なき国際秩序の形成
非武装の前段階としての自 衛隊軍縮
第9章 非武装中立政策のリアリズム
平和憲法は非武装中立を求めている
憲法学者の非武装論
引き合いに出されるコス タリカの事例
非武装国家の陣容
石橋正嗣『非武装中立論』再読
山川均の非武装中立論
終 章 安保からの脱出-「未来に過去がやってくる」前に
浮上する自立志向
孤立深めるトランプ米政権と日本の世論
対立から共立を目指す 防衛政策へ
自立的安全保障政策の提言
あとがき
