ラディカル・マスキュリズム 男とは何か

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[2025年6月/四六H/256頁/] 
著=周司 あきら 
発行=大月書店


目次:
第1章 男らしさ
用語確認
男であることを阻まれてきたトランス男性
区別する
二つの課題
父親と母親の認識差
男らしさと人間らしさ
男性特有の「男らしさ」
第1章のまとめ


第2章 身体
「性別はオスとメスだけ」
性別の「一貫性」への反論
性別の「不変性」への反論
ペニスとファルス崇拝
ヒゲ闘争
徴兵制
第2章のまとめ


第3章 男性運動(1)-メンズリブと男性学
日本の男性運動のはじまり
1990年代メンズリブ
メンズリブは衰退したのか
メンズリブにおけるヘテロセクシズム
受容止まりのインターセクショナリティ
クィア・パラダイムと「男」
女性差別への無関心
メンズリブのまとめ
男性学とは何か-三つのW
男性性のポリティクス
私の経験談
男性学のまとめ


第4章 男性運動(2)-旧来の「マスキュリズム」
アメリカの男性運動の8視点
対女性認識
二つの着眼点をもつ
「男性差別解消」をめざすマスキュリスト
「男性差別」で語られるものの現状
男性の被抑圧性をどう語るか
多様な父親運動
右派のジェンダー・バックラッシュ
右派特有のロジック
自民党政治を「男性運動」として読む
合流する男性の権利運動
男性運動の先へ
第4章のまとめ


第5章 ヘゲモニー
気づかずにいられること
男性特権
ヘゲモニックな男性性
共犯的な男性性
男性のヘゲモニー
ヘゲモニーなき男性
複合特権
他者の従属で立場が決まる
第5章のまとめ


第6章 ミサンドリー
ミソジニーとミサンドリー
性別移行とミサンドリーの所在
男性の自己嫌悪
同性愛にみるミサンドリー
セクシュアリティからの逃避
「弱者男性論」というフィールド
「弱者男性論」を求める男性たち
ミサンドリーに対抗する処方箋
家父長制を内側から蝕む声として
ミサンドリーをもたないポジティブな男性像
第6章のまとめ

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