唯物論 99

［2025年12月／A5／154頁／］　
特集=感情の思想と現代　
発行=東京唯物論研究会

目次：
[巻頭言]
非人間的な人間らしさ-擬態する生成AIが問い直す「人間とは何か」 | 中村美智太郎

[特集]感情の思想と現代
趣意書 | 鈴木宗徳

なぜ共感は公平でないのか？ | 横山陸
-シェーラーの共感の現象学から、共感の社会的意義を考える

道徳感覚派におけるアダム・スミス | 太田浩之
感情によって価値を基礎づける　フランツ・ブレンターノの感情論 | 村田憲郎

啓蒙的理性と道徳・感情 | 三崎和志
-『啓蒙の弁証法』における自我論をてがかりに

政治的部族主義-民主主義を蝕む怪物 | 小谷英生

[研究論文]
心理の生成としての哲学と急進的歴史主義 | 柏崎正憲
-ブルーノ・バウアーのヘーゲル主義再考

イデオロギー理論はいかにして生まれたのか | 李 閆濤
-MEGA2／I5巻の批判的読解

ジジェクの唯物論-初期ジジェクのヘーゲル論とその限界 | 高橋若木

[書評]
岩佐茂著『マルクスの生活者の思想とアソシエーション』（桜井書店：2024年）
| 荒又重雄

渡辺憲正著『マルクス物象化論の研究 貨幣・資本と人格変容』（桜井書店：2024年）
| 明石英人


松井暁著『ここにある社会主義 今日から始めるコミュニズム入門』（大月書店：2023年）
| 高屋正一

ジョエル・ウェインライト／ジェフ・マン著
隅田聡一郎 監訳・解説／柏崎正憲・菊地賢・羽島有紀 訳
『気候リヴァイアサン　惑星的主権の誕生』（堀之内出版：2024年）
| 百木漠

中島秀人著『科学者マイケル・ポランニー 暗黙知の次元を超え』（河出書房新社：2023年）
| 守博紀

南雲和夫著『改訂　アメリカ占領下沖縄の労働史』（時潮社：2024年）
| 鈴木宗徳

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