教育工場(鎌田慧セレクション8)

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[2025年11月/A5/320頁/] 
《鎌田慧セレクション8》 
著=鎌田慧 
発行=皓星社


目次:
第一部 教育工場の子どもたち
はじめに

「教育工場」の子どもたち
玄関横の「忠魂碑」
『写真日記』
これはなんだろう
型から入る教育
非行化防止のために
道徳教育推進校で
校長と教委と労組と
「ふさわしくない」
管理と監視
深夜二時の学校
プラスばかりの通知表は
問題児のレッテル
自己の確立、人間の尊厳


死に至る管理教育
愛知県「恐怖の三T」
「マル東はいやだね」
罵声が産声
「期待の囚人」
生活指導、学習指導、進学指導……
戦後教育批判とコンピュータと警察と
日本教育会
反乱と処分


日の丸とコンピュータ
捉えにくい管理の進行
息をひそめたように
学校と警察と
一挙手一投足を
「あてはまるものに丸を……」
能力別のクラスに分けて
「日本人!!」
部活─もうひとつの管理
排便は朝に
高校入試を考え直す


管理と非行
熱意あふれる文書作戦
平穏無事の卒業式のかげで
説得より鉄拳
何のための体罰
個人情報をバンクする
教師がめちゃくちゃ忙しい理由
中学生たちの反乱
切り捨てられた者の自己主張は


純粋培養の教師たち
わが国最初の……
水泳と鉄棒とピアノ
「休み時間は教室にいます」
教育実習にいくときは
生徒急増を支える
教育委員会の求めるもの


校長の闘争
文部省直轄地
トイレ掃除は音楽とともに
財界と警察の介入
「新しい国民」づくり
「栃教協」のつくられ方
自民党の日教組対策
さまざまな脱退勧奨
「校長は天国 教師は地獄」
女性教師たちの無念


夜間高校に光あれ!
夜間高校は変った
教室は感動をうしなった「島」
なぜ変ったのか


底辺の少数者として

あとがき

[資料/解説]
二五年後の「教育工場の子どもたち」へ | 田口ランディ

第二部 いじめ自殺 12人の親の証言
まえがきに代えて
I 遺された親たちは語る
1 いじめる側は五分の一でも、いじめられる側には五倍です | 鹿川雅弘
2 「負けるわけねえ」といわれ借金して裁判やったんです | 佐藤 清
3 自殺する弱い子を育てた親が悪いといわれて | 岩脇克己/岩脇寿恵
4 遺書がないといじめとは認められない現実 | 前田功/前田千恵子
5 昔と変わってきた子ども、変わってきた先生 | 大河内祥晴
6 こんな誠意のない学校には裁判しかありません | 舩島 明
7 集団リンチだ。「たったいじめごとき」ではない! | 的場孝美
8 「死ぬのは本人が弱いからだ」と子どもの前で語った教師 | 秋葉治男
9 どんどんひどくなっていく口でのいじめ | 鈴木久美子
10 「申し訳ありません」の一言もない担任と校長 | 大沢秀明
11 「うちの子はいじめる側だから安心」という親へ | 伊藤正浩
12 学校は命をかけてまで行くところじゃないよ | 池水安子


II いじめ自殺のあとで
いじめ自殺のあとで
無関心な殺人
いじめと教師と親と-
いじめと迎合
いじめ自殺はなくなっていない
先生、人間になってください!


[あとがき]
不自由を作りだした教育政策 | 鎌田慧

《月報》
鎌田慧さんの追っかけとして | 永田浩三(武蔵大学名誉教授・ジャーナリスト)
鎌田さんの忠告 | 井上志津(ライター)
先輩の照らす道 | 世良啓(文筆家)
さようなら原発と鎌田さん | 井上年弘(原水爆禁止日本国民会議 専門委員)

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