越境のアーティスト　富山妙子

［2025年12月／A5／336頁／］　
監修=真鍋祐子　
発行=皓星社

目次：
序文　切れて、繋がる「旅芸人」の海へ | 真鍋祐子

第1章　富山妙子とは
自由と解放を描く-富山妙子の生涯と芸術 | 徐潤雅

【対談】
なぜ光州を語り、描き続けるのか-光州事件三〇周年の年に（再録）
| 富山妙子×真鍋祐子

第2章　画家活動のはじまり
交差するまなざし-富山妙子と森崎和江の歩みをめぐる試論 | 徐潤雅
共振するまなざし・「切れて、繋がる」まなざし-富山妙子と上野英信の絆 | 金子毅

第3章　越境する画家
富山妙子とラテンアメリカ-植民地主義批判の深化と「火種」としての芸術 | 高際裕哉
富山妙子が立ち続けた場所-原風景を描き直す | 古川美佳

第4章　越境する作品世界
越境する作品、共振する感覚-富山妙子とトランスナショナルな連帯 | 李美淑
『帰らぬ少女　タイからきた少女の物語』再考 | レベッカ・ジェニスン
ポストインペリアルの海を漂流する-9・11、そして3・11へ | 真鍋祐子

第5章　アートの現場からみる富山妙子の世界
【対談】
日韓アートの交流と市民、文化-パブリックアートからの視点と提言（抜粋）
| 富山妙子×小林宏道

美術家、富山妙子の1990年代以降の軌跡と展開 | 小林宏道

海を越えて響く記憶-富山妙子と韓国、そして「記憶の海へ」展 | 稲葉真以

富山妙子という「バタフライ・エフェクト」-あとがきに代えて | 真鍋祐子

年譜／著作一覧
イベント