報道の現場から中国を覗く 1974〜2024

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[2026年1月/四六判/272頁/] 
著=高橋茂男 
発行=論創社

はじめに

第I部 文化通信コラム「東翻西躁」2020~24
1 香港から届いた「遺書」
香港立法会をスルーする「国家安全法」/一〇〇万人以上の市民が流出か

2 映画『慕情』の香港、いま何処
唯我独尊、中国共産党支配の道具「国家安全法」/覚悟問われる世界のジャーナリズム

3 米国vs中国共産党-四〇年目の戦略転換
野放し状態だった諜報活動/人心収攬に長けた中国共産党

4 李登輝さんとコーネル大学
つまずいた時「オットット」と言った李登輝さん/コーネル大学で聞いた中国人留学生の意外な話

5 「一つの中国」が常識でなくなる時
圧力に抗したチェコ議長の台湾訪問/王毅訪欧外交失敗の背景

6 ピンポン外交華やかなりし頃の北朝鮮(一)
めぐみさんが拉致されているとはつゆ知らず!/目に涙、筆者に抗議する北朝鮮の通訳氏

7 ピンポン外交華やかなりし頃の北朝鮮(二)
街行く人は皆スーツにネクタイ、背筋がピン/金日成主席に“見守られ”眠れぬ一夜

8 内モンゴルからモンゴル語が消える?
モンゴル人の考える中蒙国境とは万里の長城/漢族同化政策に高まる疑心暗鬼と反発

9 バイデン新政権の対中国外交
対中外交でオバマ氏の出番か?/カギ握る台湾の動向

10 台湾をAI先進国に導いた“男”の物語
台湾で5Gが地方から導入される訳は?/自由で優しいオードリー・ワールド

11 FOIPとバイデン政権
安倍前首相の置き土産FOIP構想/注目される新設の「インド太平洋調整官」

12 二つの強権国家-ロシアvs中国考
ナワリヌイ氏逮捕とプーチン宮殿/「ゆるい」ロシアと「きつい」中国

13 世界を席巻する中国の「ワクチン外交」
台湾上陸狙う中国ワクチン/奥の手は半導体技術とのバーターか

14 米中外交トップ会談と菅首相訪米
「義和団事件」持ち出した中国メディア/高度な外交力求められる日本

15 日米首脳会談でのし掛かる課題
「旗幟鮮明にした」日本/日米同盟と日中経済関係のジレンマ

16 メルケルの功罪とドイツの選択
東独の一物理学者からEUのリーダーに/ポスト・メルケルは「緑の党」か

17「三人子政策」と中国の結婚事情
進行する少子高齢化への危機感/「結婚しない」市民と「結婚できない」農民

18 香港「リンゴ日報」停刊
裏切られたジミー・ライ氏の楽観/疑心暗鬼状態の香港社会

19 ガーナ選手団来日と往時の木村外交
野口英世が結ぶガーナと福島県の縁/「資源」という言葉を発しなかった木村外相

20 北京で見た“ミスタープロ野球”
野球人口三万人の国で熱血指導/北京駅ホーム、列車の窓からもスイング指導

21 中国西南の古都・柳州の意外な「名物」
「生在蘇州 死在柳州」/芸術品級の「特注棺桶」/自動車工場長の率直な日本批判

22 動き出した三つの「対中包囲網」
潜水艦契約破棄騒動の内幕/TPP加入巡る中台の綱引き

23「脱中国、台湾接近」は世界の潮流になるか
チェコ上院議長の訪台を皮切りに/金の切れ目が縁の切れ目

24 スキャンダル絡みの韓国大統領選の行方
「犬にリンゴ」の写真がネットで炎上/共に国政経験なし、異色の選挙戦

25 中国最高実力者が旅に出ると-鄧小平一家の家族旅行(一)
一族郎党が特別専用列車で/敦煌唯一のホテルを貸し切り

26 中国最高実力者が旅に出ると-鄧小平一家の家族旅行(二)
厳重警備を微塵も感じさせない手際の良さ/引き継がれる乾隆帝「南巡」以来の伝統

27 中露、「ウクライナ」では一枚岩にあらず
中国がロシアのウクライナ侵攻を支持し得ない二つの理由

28 スパイ容疑、中国で「邦人の逮捕劇」再び
スパイ行為? 具体的な容疑事実は明かさず/「中国に厳重抗議」、実は電話でお伺いを立てただけ

29 露のウクライナ侵攻の伏線
台湾有事なら三峡ダム攻撃か/習氏はゼロコロナ政策優先

30「一国二制度」の瀬戸際に立たされた香港
行政長官選びは、まさに「茶番劇」/警察畑を歩んできた李家超氏/大湾区構想に組み込まれる香港

31 民主主義国家vs強権国家の飽くなき闘い
強権国家が民主国家を数で圧倒/南太平洋島嶼国の宇宙基地化もくろむ中国

32 モンゴルの社会主義崩壊に立ち会う
行けない「謎の国」モンゴルを訪れる/旧ソ連軍人ら撤退後、中国人が押し寄せる

33 友好はうわべだけ?-天皇訪中三〇年に思う
訪中のハイライト、車中上海視察/日本はまたもや、中国にしてやられた

34“ナゾの男”伊藤律の帰国を追う
伊藤律の幽閉先をスクープ/北京空港での立ったままの会見

35 国連でも幅を利かせ出した強権国家
強権国家の人口が世界全体の七割強/中国、「国連でのウイグル人権討議」案を葬る

36 習近平氏の「政治報告」-さらに増えるか、中国での邦人拘束
キーワードは“国家の安全”/国外退去処分の“友好人士”なぜ再訪中

37 愛新覚羅 溥傑さんの思い出
浩夫人とは“おしどり夫婦”/庭に醤油をぶちまけた紅衛兵

38 中国の“コロナ戦争”、難関は農村にあり
「ゼロコロナ」一夜明けると「withコロナ」/集団免疫獲得で狙うはソフトランディング

39 ミャンマー軍事政権と中国とロシア
軍事政権トップは民主派全滅を公言/G7議長として、岸田首相はミャンマー民政に動け

40 中国で一番美しい村-江西省・婺源と徽州文化圏
高級官僚、文化人を生み出した地方/個人崇拝を戒めた胡錦濤氏

41 邦人解放のため、マスコミは大騒ぎを
邦人拘束は実名報道に踏み切れ/マスコミの力で岸田・習会談実現を

42「大寨の鉄の娘」郭鳳蓮さんを訪ねて
連日一万人超の参観者で溢れかえった大寨時代の空気、巧みにキャッチした「鉄の娘」

43 モディ首相、ウクライナ和平仲介に乗り出すか
広島サミットの性格変えたゼレンスキーとモディ/GDP日印逆転、従前どおりの付き合いは可能か

44 四四年前のチベット取材
「人間の丸干し」を見る/チベット人に歓迎された唯一の例外、胡耀邦

45「北京在住五〇年」山本市朗さんの墓参り
愛を貫くため? 敗戦後も北京に残る/「国際スパイ」に仕立てられ、五年半の監禁生活

46「三つ巴の時代」に入った台湾政治
議会に泣かされるか頼次期総統/中国が人海戦術使い、「合法的」に台湾統一?

47 動く予感、北朝鮮の拉致問題
年明け早々、岸田首相宛に届いた異例の電報/被害者の親世代が存命なうちに

48「返還後の香港」を新聞はどう占ったか
香港への“死刑宣告”-国家安全維持法/日本の新聞が予想した返還後の香港とは?/
香港に根付かせ続けたい英国伝統の「法治」


第II部 ソ連 崩壊前夜、シベリア鉄道九〇〇〇キロの旅
-1991年5月19日(日)~25日(土)・六泊七日

1 憧れのシベリア鉄道で北京へ
2 シベリア鉄道は、まさかの過密ダイヤ
3 貨物輸送の主力は鉄道、貧弱な道路網
4 四川省の中国青年とカップ麺すすりながら交流
5 モスクワ時間で統一のシベリア鉄道
6 外の情報から遮断されるシベリア鉄道
7 レーニンゆかりの地――クラスノヤルスク
8 長距離列車の旅は中国人を“開放的”にする
9 あわや列車火災のサモワール炎上事件
10「シベリアのパリ」——イルクーツク
11「海のよう……」の形容が陳腐なバイカル湖
12 “商売”に精出す「蝶ネクタイ」と「鉄矢の母」
13 北京で一儲けを目指すモスクワの黒人留学生
14 シベリア鉄道本線と分かれ、旧東清鉄道へ
15 中ソ国境線越え、満州里へ。途端に元気づく中国人
16 ハルビン——「方正日本人公墓」のエピソード


あとがき

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