「親日/反日」を越える韓国歴史論争 英雄にも悪党にもなれない私たちへ

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[2025年12月/四六H/240頁/] 
著=趙亨根 
訳=市村 繁和 
発行=ころから


目次:
[日本語版への序文]
もう少し細やかな階調で、より解像度を上げて眺めよう

1章 民族主義、帝国の欲望と同伴する
胸にこみあげる満洲の荒野
『南邦の処女』、植民地人の見た帝国の空夢?
「赭(あか)い山」-帝国の国策と朝鮮人民族主義の不適切な出会い
膨張の欲望を正当化した植民地史学、満鮮史観と半島的性格論
皇軍の旗の下、白馬を走らせた高句麗の戦場へ
日本帝国の視線で世の中を眺めた朝鮮人
真の親日清算に必要なもの


2章 植民地近代化論を越える
どうしてイルベになるのか?-日本帝国期の米「輸出」
米輸出の市場メカニズム-『濁流』の事例
生産者農民の暮らし
植民地近代化というトラウマ?
植民地近代化論-日本帝国期に近代的経済成長が起こった?
植民地近代化論によって顕になった韓国アカデミズムの姿
植民地近代化論への批判
農地改革抜きの近代化は可能だったのか?
まずパイから膨らませようとの主張
GDP中心の世界観を越えて-制憲憲法を見よ


3章 実力を養い善行を積もうという言葉
「実力を養い、世の中を変えよ」
植民地で医師として生きるということ
朝鮮人医師たちはどのようにして生きたのか
民族差別への批判と社会的な連帯感の契機を作る
医師たち、新知識の代表かつ人格者となる
誰が悪徳医師だったのか?
劉相奎の激昂と朝鮮人たちの「安っぽい同族愛」
植民地の医師たちの最期は?
植民地における専門家の幸福、狭く過酷な道


4章 フランスとドイツにおける過去の歴史清算 歴史には一発勝負がない
過去の歴史清算を巧みに成し遂げたフランスとドイツ?
韓国と日本、フランスとドイツの関係を比較してみると
レジスタンスの国フランスという神話
ヴィシー政権不法化を通じて隠そうとしたこと
過去の歴史にまつわる論争の展開-クラウス・バルビーの場合
ポール・ドゥビエ、嘘に基づく断罪
ルネ・ブスケ、絞首刑におけるロープの協力?
モリス・パポン、政界で出世して天寿を全うする
過去の歴史清算神話が覆った隠したい真実
過去の歴史にまつわる論争-現在進行形の政治
ドイツの良心、ギュンター・グラスのナチ親衛隊経歴
ナチ時代という過去とその克服過程の展開
ナチ時代という終わらない過去-正規軍の犯罪
他者に対する浄罪とみずからに対する倫理的省察


5章 歴史の断罪と省察 あなたなら日本帝国に毅然と振る舞えたのでしょうか?
アドルフ・アイヒマンとハンナ・アーレント
普通の人の倫理的責任-創氏改名の事例
創氏改名、従いながら歪める
普通の人は歴史の観客なのか?
歴史を学ぶ理由-パターンや法則探し?
歴史を学ぶ理由-みずからの生の重さを測ってみる


[エピローグ]
歴史という共有材のために

訳者あとがき

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