京大1969 「自由の学風」の闘争史
[2026年2月/B5/256頁/]
編=松本卓也/福家崇洋/渡辺恭彦
発行=青土社
もう一つの自由をめぐる闘争史
「自由の学風」の大学で起きた学生たちの叛乱は、何を社会に訴え、現代の私たちに何を遺したのか。関係者を含む多くの証言や資料から未完の闘争史の全貌に迫る。大学の「自治」が揺らぎ、学問それ自体のあり方が問われるいま、あらためてその歴史的意義を検証する。
目次:
[プロローグ]
「1969年」という磁場、あるいは未完の対話のために | 松本卓也
福家崇洋
序章 戦後史の中の「京大1969年」 | 福家崇洋
小林哲也
第1部 資料集 | 編=渡辺恭彦
第1章 教養学部の学生と教官
第2章 バリケードの中の学び
第3章 出来事としての1969年
第4章 医学部における闘争-青医連運動に始まる
第5章 農学部闘争と助手会の発足
第6章 京大全共闘と新入生
第7章 嵐の後で
第2部 論考
京大医学部闘争史-インターン闘争から医局講座制解体へ | 松本卓也
教養部の「造反教官」野村修-「封鎖」の思想、「暴力の批判のために」 | 小林哲也
高橋和巳と文学-京大闘争との対峙の中で | 池田恭哉
教養学部の大学院入試闘争 | 駒込武
吉田寮と1969年-自治会による入退寮選考権の確立とその後 | 大隈楽
榎美沙子と中ピ連 | 木下千花
世界革命とアングラ文化-ポスト1969年と京大西部講堂 | 福家崇洋
第3部 インタビュー
あの頃 | 山田稔
女性史を切り拓く | 小野和子
公害現場を歩き続けて | 石田紀郎
大学紛争下の科学者たち | 池内了
工学の倫理を問う | 松久寛
京大闘争から「生き延びるための思想」へ | 上野千鶴子
京大C戦線を語り継ぐ | 中野敏男
吉田寮の現場にて | 高城修三
1970年代の京大闘争と熊野寮 | 鵜飼哲
池田浩士とこの時代 | 池田浩士
[エビローグ]
大学ってなんだろう? | 藤原辰史
関連年表
執筆者・インタビュー関係者略歴/図版クレジット
