台湾海峡一九四九

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[2026年2月/新書/472頁/] 
《白水Uブックス》 
著=龍 應台 
訳=天野 健太郎 
発行=白水社


目次:
Uブックス版への序文 光の可能性

プロローグ 私たちを守ってきた街路樹

第1章 手を離したきり二度と……-父と母の漂泊人生
1 母、故郷との別れ
2 ちょっと雨宿りするだけ
3 流れ着いた埠頭で
4 母、五十年ぶりの帰郷
5 ダムに沈んだ故郷
6 汽車を追いかける女性
7 三十歳の父が広州に残した足跡
8 汽車を追いかける少年
9 いたって普通の一年
10 鍬を担いで、毛沢東の演説を聞きに
11 母がくれた作りかけの靴
12 十八歳の父が南京で受けた心の傷
13 老いた父が愛した芝居「四郎探母」


第2章 弟よ、ここで袂を分かとう-少年たちの決断
14 夏には帰ってくるから
15 端午の節句
16 別れ際、母についた嘘
17 小さな駅での決断、兄と別れて南へ
18 疎開学生、志願兵になる
19 台湾なら肉が食える
20 この険峻な山を越えれば
21 ベトナム捕虜収容所での三年半
22 悪魔山に押し込められた難民たち
23 山険しく海深し


第3章 私たちはこの縮図の上で大きくなった-名前に刻み込まれた歴史
24 「台生」という名前
25 “吉林”までひと歩き
26 アメリカ兵がくれたチョコレート
27 小さな町で演じられた惨劇
28 六歳でも兵隊になれる


第4章 軍服を脱げば善良な国民-包囲戦という日常
29 レニングラード包囲戦
30 ソビエト軍による解放の陰で
31 長春無血解放
32 死んでも君を待つ
33 捕虜は恥か
34 お碗に落ちた戦友の肉片
35 弾よけになった民間人
36 北京から逃げる、上海から逃げる


第5章 われわれは草鞋で行軍した-一九四五年、台湾人が出迎えた祖国軍
37 八月十一日、上海の朝
38 九月二日、ミズーリ号上空は晴れて
39 八月十五日、上海の夜景がよみがえる
40 九月二十日、中秋の名月と揚陸艦LST-847
41 「日本人じゃありません」
42 LST-847が運んだもの
43 九月十六日、国民党軍第七〇軍、寧波へ
44 十月十七日、第七〇軍が来た
45 五十年ぶりの中国軍
46 台湾海峡の水葬
47 草鞋
48 歴史的瞬間だ、乗り遅れるな
49 線香を一本手向けて


第6章 フォルモサの少年たち-捕虜収容所にいた台湾人日本兵
50 歴史の奔流にのみ込まれた水滴がふた粒
51 高雄から戦地に向かって船が出る
52 死体から染み出た水をすすり
53 一九四二年、台湾の少年たちが歌う君が代
54 台湾人志願兵
55 捕虜収容所の台湾人監視員たち
56 トウモロコシ農場で出会った元米軍兵捕虜
57 自らの手は汚さずに
58 ビルが描いたサンダカンのスケッチ
59 監視兵が戦犯になり
60 「これは天が殺すんだ。私が殺すんじゃない」
61 日々是好日


第7章 田村という日本兵-ニューギニアに残された日記、生き残った国民党軍兵士
62 底辺の竹きれ
63 台湾人監視員が赤ちゃんにあげた卵
64 抗日の英雄たちのその後
65 上海からラバウルへ
66 墓標なき死者たち
67 地獄船に乗って
68 田村という若き日本兵
69 ニューギニアで食うこと、死ぬこと
70 十九歳の決断


第8章 じくじくと痛む傷-一九四九年の後遺症
71 二十カイリに四十年
72 モクマオウの木の下で
73 二人の男の子


エピローグ 尋ね人

あとがき 私の洞窟、私のろうそく
民国百年増訂版 序 わき出ずるもの
訳者あとがき

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