社会主義都市ニューヨークの誕生
[2026年1月/四六判/192頁/]
著=矢作 弘
発行=学芸出版社
目次:
序 なぜ今、社会主義市長がニューヨークに?
・社会主義者、イスラム教徒、若者-異例づくしのNY市長
・既得権益に抗う生粋のヒューマニスト
・ニューヨークをアフォーダブルに-労働者・若者の心を掴んだ公約
・“マムダニ現象”が予感させる進歩主義の到来
・10万人の若者ボランティアと戦い抜いた選挙戦
・「何かを起こすこと」に参加したい新世代たち
〈COLUMN〉「民主社会主義」?
1章 社会主義への土壌 過剰な「場所の商品化」に苦しむ労働者と若者
・「スーパー」の域に達したジェントリフィケーション
・喧伝された“街区の格上げ”と闘争の始まり
・整った舞台で飛躍するアメリカ民主社会主義者(DSA)
・半世紀に6代の市長が残した「遺産」と「宿題」
〈COLUMN〉市長ディンキンズの「秘話」
〈COLUMN〉ジェントリフィケーションと小説・カルチャー
2章 なぜ社会主義者になったのか?
ヒューマニズムの洗礼を受けたエリートセレブ
・エリート社会主義者を育てた家庭環境
・アメリカ人になる-社会主義政治家への道
〈COLUMN〉セレブに生まれ育つことへの「負い目」
3章 アフォーダブルなニューヨークを取り戻す
ミレニアル/Z世代、労働者家族から熱烈に支持される政策メニュー
・アフォーダブルな都市とは
・バラマキではない「大きな政府」が課題を解決する
・マムダニが提案する優先政策課題一覧
4章 政策への批判と反批判 保守派とリベラル派の熾烈な論争
・家賃管理/凍結は市場を混乱させるのか
・フリーバス-実現の関門となる州政府との綱引き
・子供保育の無償化-パイロットプロジェクトで先陣を切る
・市所有グロサリーストアの展開-〈食料砂漠〉を救う
・富裕層・大企業増税で目指す財源確保-市場主義派から冷評、リベラル左派から称賛
・最低賃金引き上げ-「雇用にダメージがある」は本当か
5章 マムダニ現象への共鳴と同調 進歩主義都市が連携する時代へ
・時代の変化を象徴する「トレンド」へ
・ミネアポリス-左派イスラムの若年候補が大健闘
・シアトル-リベラル左派の若き女性運動家が当選
・スーパースター都市の政治革新
・ボストン-マムダニが目指す都市モデルの先行例
・シカゴ-市議会との折り合いが悪く道半ば
・進歩主義・リベラル左派を標榜する政策の共通点
・ミルウォーキーの「下水道社会主義」-市民の福祉、教育、住宅、衛生のための行政投資
・歴史は韻を踏む-かつての社会主義市長たちとの相似
・豊かな社会主義政党史
6章 ワシントン政治を変えるか? 正義のある社会主義が求める世代交代
・マムダニ現象に驚愕する民主党-若者が左派ポピュリズムに路線変更を迫る
・「正義のある社会主義」に好感を抱く若者たち
・〈民主党─ユダヤ〉関係にも変化の兆し
・マムダニを歓迎する若手のビジネスエリートたち
・トランプ政権との対決-〈奪い取られる〉側に寄り添って戦う
〈COLUMN〉状況は、民主党幹部の「杞憂」とは別の方向にある!?
おわりに
