宗教と社会変革 土着的近代と非暴力・平和共生世界の構築

141280

[2022年3月/四六判/248頁/]
著=北島義信 発行=社会評論社


目次:
はじめに

私の生い立ちと宗教文化
宗教の現実観と人間の意識変革

第1章 アリー・シャリーアティーにおける宗教と社会変革
1970年代における途上国世界の社会変革と宗教の結合

第2章 南アフリカのアパルトヘイト撤廃運動における宗教の役割
1970年代における黒人意識運動とスティーブ・ビコ
1980年代以降の反アパルトヘイト運動とキリスト教
デズモンド・ツツ名誉大主教におけるウブントゥ思想と和解の実現

第3章 南アフリカにおけるキリスト教徒と社会主義者の連携
アパルトヘイト撤廃を目指す連携運動の歴史
宗教者による共産主義・社会主義の理解
キリスト教と無神論
共産主義者・社会主義者から見た宗教
宗教と社会主義思想の相互関係性
まとめにかえて:南アフリカにおける社会変革と宗教の役割

第4章 日本の「近代」国民国家形成期における宗教と社会変革
欧米近代における宗教と国家の関係
日本における国民国家形成と宗教
日本における国民国家形成のイデオロギーに抗する浄土真宗の抵抗運動
明治初期(1870―1874年)における浄土真宗一揆の共通点・特徴

第5章 韓国における東学運動と社会変革
崔済愚(チェ・ジェウ)における東学思想
崔済愚における開闢概念と輔国安民
崔済愚と「有無相資」の共同体「接」
東学思想の実践と全琫準(チョン・ボンジュン)
田中正造の東学評価と民衆宗教としての富士講
まとめ

第6章 戦後日本における仏教と社会変革
靖国神社国家護持法案と仏教
靖国問題と宗教者(真宗者)の意識化
まとめ

終章 土着的近代と非暴力的・平和的共生世界の構築
「土着的近代論」の今日的意義

寄稿 「土着的近代」で再び繋がる東アジア 趙 晟 桓

あとがき

 

在庫状態 : 売り切れ
¥2,420(税込)
只今お取扱い出来ません