商店街×コミュニケーション 東京杉並・和田商店街と応援団わだっちの挑戦
[2022年2月/四六判/224頁/]
著=西本 則子 発行=ぶなのもり
目次:
プロローグ 一日だけのクリスマスマーケット
親子と商店街のコラボ企画/アイデアは自由/真心あふれる手づくりイベント
第1章 商店街は出会いの場 「親子で街デビュープロジェクト」誕生
店とともに育ち合う親子/原点は育児用品のマーケティング/異世代の出会いで化学反応を/
商店街が衰退して困るのは誰か/マーケティングを地域課題の解決に役立てる/
商店街デビューでコミュニケーションを磨く/新たなチャレンジを可能にする「実験室」づくり/
舞台は和田商店街へ/親子で街デビュープロジェクトのコンセプト
第2章 商店街の応援から住みたいまちづくりへ 親子と店主と地域のコラボレーション
〈ACT1〉親子で街デビュー!!@和田商店街ワークショップ(2010〜2011)
〈ACT2〉商店街の魅力を発信 地域新聞「わだっち」の創刊(2012)
〈ACT3〉商店会から初のオファー 和田商店街ホームページの共作(2012)
〈ACT4〉地域の祭りで独自企画を実現 お相撲さんと写真を撮ろう(2012)
〈ACT5〉親子が集まる場とイベント わだカフェ(2013)
〈ACT6〉それぞれのビジョンを語り合う 和田マイプロ(2013)
〈ACT7〉店主が講師の体験講座 和田トライアルウィーク(2014〜2016)
〈ACT8〉親子と店主が出会うきっかけに 商店街クイズラリー(2015)
〈ACT9〉参加者から支援者に 商店街ツアーガイド養成講座(2014)
〈ACT10〉若い感性から刺激を受ける 大学との連携(2015)
〈ACT11〉主役になった子どもたち 8の日セールとこども商店街(2017)
〈ACT12〉銭湯で踊る! ももたろう&フレンズディスコ(2017)
第3章 商店会と応援団の本音インタビュー それぞれの親子で街デビュープロジェクト
〈和田商店会〉
腹を割って話し合い、自分たちでやってみようという雰囲気に 吉村治樹さん
自分から動いて発信できるようになり、商売の幅も広がる 三木由紀さん
女性役員が3人になり、やりたいことが実現できる商店会に 神戸智子さん
イベントを企画運営する流れを知り、仕事や商店会活動にも応用 岡田晴美さん
〈商店街応援団わだっち〉
商店街の豊かさを、多くの人に知ってほしい わだっちメンバー 阿真さん
主体的に活動する中から達成感が生まれる わだっちメンバー チヨちゃん
日々のなにげない会話や助け合いに支えられて わだっちメンバー みきちゃん
慈しんで育てられたからこそ、次は育てる側に わだっちメンバー さっちー
第4章 商品マーケッター、型破りな商店街アドバイザーになる 私のキャリア形成史
後輩を育てる中で気づいたこと/安さと便利さのツケはだれが払う?/
マーケティング×商店街という方向性/マーケッターとしての自己分析/
必要なのは資格か、経験か/生活者視点で商店街の課題をひもとくプロセス/
現場観察とインタビューで情報収集/人口データや商店街施策もチェック/
曲がり角を迎えた商店街支援策/親子で街デビュープロジェクトと行政とのかかわり/
商店街活性化アドバイザーとして他地域へ/商店街に子育て支援施設がやってきた/
自分の課題やアイデアを具体化する実験室をスタート/地元で事業者支援のアドバイザーに
第5章 親子で街デビュープロジェクトが達成したこと 親子と店主と地域の変化
〈その1〉子育て世代の商店街利用が増える
〈その2〉商店会が若返る
〈その3〉地域外から和田商店街ファンが集まる
〈その4〉東京商店街グランプリを受賞
〈その5〉地域に居場所ができ、支え合う関係が育つ
〈その6〉応援し合う中で、それぞれの可能性が広がる
〈その7〉未来は自分たちで変えられることを実感する
〈その8〉女性のエンパワーメントを実現する
エピローグ コロナ禍の商店街で
あとがき
プロジェクト年表