フェリックス・ガタリと現代世界
[2022年3月/A5/360頁/]
編=村澤 真保呂/杉村 昌昭/増田 靖彦/清家 竜介
発行=ナカニシヤ出版
目次:
はじめに-ガタリ思想と現在 | 村澤真保呂、清家竜介
第I部 資本主義と政治理論
トランプ時代のミクロファシズム | ギャリー・ジェノスコ[松田正貴訳]
横断性と制度 | ラリッサ・ドリゴ・アゴスティーノ[村澤真保呂訳]
〈間〉で仕事をすること-ドゥルーズとガタリ「の」アジャンスマンについて | 増田靖彦
ドゥルーズ=ガタリの資本主義論-『アンチ・オイディプス』再入門 | 廣瀬 純
スキゾ分析家フェリックス・ガタリ-政治的チェス盤上のナイト | アンヌ・ソヴァニャルグ[杉村昌昭訳]
カオスモーズ的痙攣とフェリックスの思想 | フランコ・ベラルディ(ビフォ)[杉村昌昭訳]
第II部 メディアと機械
ポストメディア時代の争論に向けて | ジャン=セバスティアン・ラベルジュ[杉村昌昭訳]
資本主義的主観性の急激な変化 | ギャリー・ジェノスコ[村澤真保呂訳]
ガタリ対話の顛末-スキゾ分析からラジオアートへ | 粉川哲夫
主観性と本源的蓄積 | 平井 玄
ガタリ「機械」論の射程 | 境 毅
「宇宙」を回復する-「ジャン=バチスト症例」を題材として | 村澤真保呂
第III部 芸術と文化
冬の時代の文学機械-R・A、ガタリ、そしてカフカ | 松田正貴
バフチン、ガタリ-対話可能性と主体感 | 立本秀洋
ガタリとスターン-主観性はいかにつくられるか | 香川祐葵
フェリックス・ガタリのアール・ブリュット的思想機械 | 杉村昌昭
フェリックス・ガタリ文献リスト | 香川祐葵、村澤真保呂、増田靖彦
おわりに | 村澤真保呂、清家竜介