季報 唯物論研究 158
[2022年2月/A5/168頁/]
特集=幻想論再考
編/発=季報『唯物論研究』刊行会
目次:
[梟VS雄鶏]
「21世紀人新世の資本主義社会の運命」新たなアソシエーション社会の到来の地平 | 日山紀彦
[特集]幻想論再考
特集リード | 田畑稔
I
プシュケーという幻想態-蝶か息吹か魂魄か | 石塚正英
現実、意識、イメージ、そして幻想-生活過程論からのアプローチ | 田畑稔
物質の最前線としての幻想-エルンスト・ブロッホのシェリング受容と批判 | 小田智敏
「月をめで花をながめしいにしえの」 | 服部健二
II
フロイトの幻想論-吉本隆明の幻想論を交えて | 神山睦美
幻想としての外道信仰 | 徳永裕二
吉本幻想論による皇統一元史の解体-大逆皇統論 | 室伏志畔
架空・虚空・虚体・虚数としての現代美術-かつてなくこれからもないもの | 高橋英博
原発『安全神話』から『安心神話』へ | 木村倫幸
[論文]
尊厳の哲学 第3章(上) | 藤田隆正
[yuiken交差点]
157号特集「特集I 資本主義を超える:21世紀社会主義の思想・運動・組織」論評 | 田上孝一
「労働法附則第三条」をめぐって-「附則第三条」は「労働法」の従事組合員の労働を尊重する理念に反していないか? | 柏井宏之
「障害の受容と神学」を読む | 義積弘幸
鈴木正(1925-2021)さんを偲ぶ| 田畑稔
鈴木正:季報『唯物論研究』執筆一覧
[書評]
大藪龍介『マルクス主義理論のパラダイム転換へ-マルクス・エンゲルス・レーニンの国家論の超克』 | 斉藤幸平
松田博『グラムシ「未完の市民社会論」の探求-獄中ノートと現代』 | 藤岡寛巳
柄谷行人『ニュー・アソシエーショニスト宣言』 | 吉川剛志
田上孝一『99%のためのマルクス入門』 | 川島祐一