搾取都市、ソウル 韓国最底辺住宅街の人びと
[2022年3月/四六判/240頁/]
著=イ・ヘミ 訳=伊東 順子
発行=筑摩書房
富裕層が、最底辺から毟り取る-街の人びとの声を聞き、貧困ビジネスの構造を暴くルポルタージュ
目次:
第1部 地屋考の下、チョッパン
「現代版チョッパン」、考試院の人びと
2018年11月9日、国一考試院の火災
327号、イ・ミョンド、64歳
326号、ホン某、59歳
「非情都市」の最底辺住宅
たった一万ウォンであなたの悲惨な人生を買います
生きながら入る棺、チョッパン
パクさんのチョッパン
チョッパン街の貧困ビジネス
カン氏一族
抜け出せないチョッパンの囲い
チョッパンで暮らすということ
誰がチョッパンでお金を儲けるか
チョッパン街の生態系の中軸、中間管理人
「地屋考の下、チョッパン」を報道する
「地屋考の下、チョッパン」その後
チョッパン街に配られた新聞
再び会ったパクさん
第2部 学生街の新チョッパン
自伝的「住居難民」の物語
20代の私は「住居難民」だった
逆行する、若者の住居貧困
学生街がチョッパン街になっている
郵便受けと計量器が家について語ってくれること
あなたのワンルームは「新チョッパン」ですか
都心の中の島、沙斤洞の秘密
彼らが学生寮に反対した理由(わけ)
新チョッパン潜入取材
ソウル、流浪する人びとの欲望の都市
沙斤洞から来た返信
あなたにとって家は何を意味しますか?
若者に非情な都市、ソウル
「プロデュース101」の縮小版、ソウル
最後に
[訳者解説]韓国を知ることで、日本を知る