自己責任資本主義から友愛社会主義へ
[2022年3月/四六判/ 186/]
編=碓井敏正/西川伸一
発行=ロゴス
目次:
まえがき | 碓井敏正
第1章 友愛社会主義を考える
自己責任資本主義か友愛社会主義か | 碓井敏正
友愛は、なぜ社会主義の理念とならねばならないか | 斎藤日出治
パラダイム・シフトと自由で自律的で創造的な生き方 | 松田文雄
「ポスト・資本主義」はマルクスを乗り越えて | 鈴木元
差別・貧困・抑圧のない社会をめざして-私が「社会主義」を求める理由 | 小泉雅英
第2章 友愛社会主義の具体像
脱資本主義社会における〈農〉の意義-共生社会の視座から | 亀山純生
労働者協同組合法成立の意義と社会主義的変革への展望 | 紅林進
自己責任資本主義の無責任-ある企業の現場で | 吉田健二
ロシアにおける従業員所有会社(人民企業) | 武田信照
中国式社会主義は「共同富裕」をめざす | 新井利明
第3章 友愛社会主義に求められているもの
新しい社会主義像の模索ー人地球に優しい社会を | 櫻井善行
大逆事件を忘却する左翼の狭小性、克服を-友愛社会主義を支える根本姿勢 | 村岡到
“どん底”の社会主義-日中の共産党から考える | 長島由紀夫
ジャコバン主義と労働者自己解放運動 | 掛川徹
第4章 友愛社会をめざして生きぬいた人たち
鳩山一郎の「友愛革命」とはいかなるものだったのか | 西川伸一
アナキズムの現代的再生の可能性を求めて-クロポトキンと有島武郎を中心に | 馬場浩
賀川豊彦の友愛経済学 | 佐藤和之
宮澤賢治のこと、「労働力の商品化」の視点 | 大内秀明
第5章 友愛社会主義と宗教
デズモンド・ツツ師のウブントゥ思想と平和構築 | 北島義信
キリスト者の社会的参与 | 下澤悦夫
付録 書評
村岡到『マルクスの光と影-友愛社会主義の探究(ロゴス)
友愛社会はマルクスとソ連をどう見るか | 碓井敏正
マルクスを超える〈友愛社会主義〉を提起 | 西川伸一
あとがき | 西川伸一