越境広場 10号 来るべき言葉のための巡航誌
[2022年3月/A5/248頁/]
特集=「復帰」50年 未完の問いを開く
編/発=越境広場発行委員会
目次:
[フォトエッセー]
5・15 | 大城弘明
[総特集]「復帰」50年 未完の問いを開く
[鼎談][復帰50年]に問いを立てる どこから来て、どこへ行くのか
金平茂紀 × 呉世宗 × 仲里効
[往復書簡]
「反復帰の思想へ」 | 仲宗根勇 × 田仲康博
「復帰」、復帰運動、中谷幸吉をめぐって | 比屋根照夫 × 新城郁夫
「復帰」幻想を捨て、自らの未来を切りひらく思想と運動を 沖縄・琉球弧の島々を再び戦場にさせないために | 山城博治 × 上原こずえ
[インタビュー1]
反復帰・自立の通奏低音 新川明さん、川満信一さんに聞く(聞き手・與儀秀武
[論考1]〈反復帰論〉の現在地
「反復帰論」を、いかに接木するか 反復帰論、共和社会憲法案、平和憲法 | 屋嘉比収
民衆の移動と出逢いを問う もうひとつの「反復帰論」の射程 | 中野敏男
ミネルバの梟が飛び立つ夕暮れの反復帰論 | 比屋根薫
「復帰」を脱出させる思想 清田政信における「共同体の不在」、あるいは「不可視のコンミューン」 | 松田潤
[対談]叛乱の季節のなかで シンクロする視線、絡まり合う体験(今郁義、仲里効
[論考2]複数の〈50年〉
1951年のいわゆる「帰属論争」について 池宮城秀意の「国連信託」論を中心に | 波平恒男
復帰50年 沖縄自治の総括と展望 | 仲地博
「奴隷制」の彼方へ | 西成彦
「復帰」50年の断層/想 子ども、言語、差別 | 丸川哲史
中国文学にみる国家意識の屈折 | 関根謙
返還不/可能な生活圏の共有と自己決定権 沖縄の「復帰」と韓国のキャンプマーケットの「返還」 | 申知瑛 翻訳・全彩香
[インタビュー2]
復帰後沖縄とシマの可能性 安里英子さんに聞く(聞き手・與儀秀武)
[「復帰」を考える10のインデックス]
●文学 | 仲程昌徳
●[映画 | 名嘉山リサ
●美術 | 町田恵美
[連載時評]
地を這う声のために4 | 目取真俊
[文芸時評]
「復帰」前後の沖縄文学に表現された「混血」 沖縄文学史を読みなおす2 | 我部聖
[交差点]
南西諸島をとりまく問題 | 松下博文
沖縄の復帰50年と私と子育て | 有銘佑理
[ブックレビュー]
松平徳仁『東アジア立憲民主主義とそのパラドックス 比較憲法の独立時代』 | 佐久本佳奈
西谷修編『[復帰]40年の沖縄と日本』 | 崎山多美
[編集後記] | A、N