シモーヌ・ヴェイユ
[2022年4月/新書/162頁/] 《文庫クセジュ》
著=フロランス・ド・リュシー 訳=神谷 幹夫
発行=白水社
目次:
第一章 知的教育
I 知の崇拝/II 最優秀を狙う/III ある魂にねらいを定める
第二章 思想に召されて
I エリートの養成/II 宗教に入るように思想に入る/III 教化のかたち
第三章 「下層の人びと」を守る
I アグレッシブな戦闘的態度/II 共産主義と反スターリン主義の間/III 方法の必要性について
第四章 ゆっくりと超越のほうへ
I 不幸についての瞑想/II 作品と人生の基軸、すなわち『服従と自由についての省察』/
III 思考と思考の悲劇/IV 数学と神秘哲学/V 重要な選択の岐路で
第五章 『カイエ』―実験ノートそして魂の手記
I 科学、ただ科学だけ/II 思考のための/III 「明らかな事物のむずかしい理解」/
IV 科学的なモデル/V 思考の方程式/VI ニューヨークの「カイエ」
第六章 純粋思弁のほうへ
第七章 風変わりなキリスト者
I 意識の奥底に潜む、旧約聖書の拒絶/II キリスト主義/III ローマの教権に対する辛辣な異議申し立て
第八章 不幸とよろこびの間
第九章 聞かれないメッセージ
I 失望/II 「人格と聖なるもの」すなわち語彙の転倒/III 『根をもつこと』すなわち遺言/
IV 物言わぬ真理/V 一貫した道、一貫した思想
第十章 行き過ぎと悪い癖
I 傲慢の誘惑/II ユダヤ教の放棄
第十一章 人物、エクリチュール
I 際立った人物/II 文体、エクリチュール
結論
年譜
訳者あとがき