怪異と遊ぶ
[2022年4月/四六判/296頁/]
監=怪異怪談研究会
編/著=一柳 廣孝/ 大道 晴香
発行=青弓社
目次:
はじめに 大道晴香
第1部 怪異を語る
第1章 幽霊に萌える、怪異で遊ぶ | 伊藤龍平
第2章 語り継がれる狸合戦 – 阿波における憑依と遊戯 | 斎藤 喬
第3章 怪談師の時代 | 一柳廣孝
第4章 「意味が分かると怖い話」とは何か – 「似ている話」を探して、作って、読み換える、遊び | 永島大輝
第2部 怪異を表現する
第5章 分かたれた「己」で、遊ぶ – 森鴎外「不思議な鏡」が映し出す分身譚の愉しみ | 構 大樹
第6章 大正、〈霊交術事件〉の夏 – 奇術としての心霊術 | 今藤晃裕
第7章 透明人間現る – 隠れる物語から露わにする物語まで | 橋本順光
第3部 怪異を操る
第8章 1980年代の「こっくりさん」 – 降霊の恐怖を払拭する「キューピッドさん」の戦略 | 大道晴香
第9章 怪異と「遊ぶ」装置 – 『トワイライトシンドローム』を手がかりに | 橋迫瑞穂
第10章 怪異に学び戯れる人々 – 妖怪文化を育む虚構の共同体に着目して | 市川寛也
[特別座談会]
怪異を創る楽しみ | 川奈まり子/一柳廣孝/大道晴香
おわりに | 一柳廣孝