闘争と統治 小泉義之政治論集成II
[2021年7月/四六判/368頁/]
著=小泉義之
発行=月曜社
目次:
はじめに
II-1 運動/政治
1968年以後の共産党 – 革命と改良の間で
日本イデオローグ批判
殺すことはない
誰かの死だけが和らげる苦痛?
配分的正義を – 死の配分と財の配分
戦争と平和と人道の共犯
競技場に闘技が入場するとき
老女と人形 – 現代における迷信と科学
人工知能の正しい使用法 – 人間の仕事がなくなる危機を好機とする
天気の大人 – 21世紀初めにおける終末論的論調について
啓蒙と霊性
天皇制論の罠
死骸さえあれば、蛆虫には事欠かない
謀叛と歴史 – 『明智軍記』に寄せて
II-2 統治/福祉
包摂による統治 – 障害力テゴリーの濫用について
統治と治安の完成 – 自己を治める者が他者を治めるように治められる
多彩な療法の分散 – その歴史と行方
経済の起源における債権債務関係の優越的地位 – 『道徳の系譜』と『通貨論』
残余から隙間へ – ベーシックインカムの社会福祉的社会防衛
国家の眼としての貧困調査
死に場所を探して
モラリズムの蔓延
資本主義の軛 – 補足として
おわりに