触覚、 [新装版] ジャン=リュック・ナンシーに触れる

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[2022年5月/四六H/601頁/]
著=ジャック・デリダ
訳=松葉祥一/榊原達哉/加國尚志
発行=青土社


目次:
前書き
「われわれの目が触れ合うとき」 (ある問いに署名すること – アリストテレスの)

第1部 これがある – 他者の
第1章  プシュケ (「彼女をめぐって、きわめて厳密できわめて残酷な知をめぐって」)
第2章  空間化 = 間隔化 (通約不可能なもの、失神および ex- がついたいくつかの語)
第3章  これは私の身体である (すでにまったくない〔すでに点〕 – 対位法、プシュケーの喪、そして〜の手)
第4章 触れえないもの、あるいは禁欲の誓い(並はずれたI、「可能事を越えた」接触、愛撫すること、殴打すること、思考すること、重さがあること、すなわちエロスの喪および〜の別の手)
第5章  柔和なもの (これは私の心臓であり、「他者の心臓」である。)
第6章 無関係、「触覚『なるもの』はない」(触覚的なもの、身体のテクネーあるいはエコテクニー)

第2部 「肉」についての模範的な物語の数々
第7章  接線I(「人間の複数の手、神の手」
第8章 接線II(「例えば私の手」…「手そのもの」…「例えば指」…「例えば『私は自分の心臓を感じる』」)
第9章  接線III (並はずれたII、「不可能なものの結晶化」 – 「肉」と再度「例えば、私の手」)
第10章 接線IV(接触状態と偶然性 – 「技術の問題」と肉体の「アポリア」、「(結局のところ接触)」)
第11章 接線V (接触状態と偶然性II – 「それによってわれわれに触れる『〈父なる神〉の慈しみ深い手』とは〈子〉のことである […]、『御言葉つまり魂に触れる接触(toque de Dios…el toque que toca at alma)』」)

第3部 句読点 – 「そして君。」
第12章  「自らに触れる、君よ」 (触れること – 舌に、心臓に)
第13章  「そして君へ。」計算できないもの (厳密さ、几帳面さ、句読法)

めでたし (最後の手直しがなく、時期を逸した追伸)

訳者後書き
新装版のための訳者後書き

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