台湾がめざす民主主義 強権中国への対立軸

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[2022年5月/A6/256頁/]
著=石田 耕一郎
発行=大月書店


目次:
第1章 台湾が直面する中国の脅威
1 「アジアの孤児」 – 台湾の悲哀
2 「台湾有事」の可能性
3 中国版「ハイブリッド戦」と台湾の対抗戦略
[topic]台湾のメディア事情

第2章 オードリー・タンの軌跡 – 民主主義の進展とともに歩む
1 「強制から解放されたアナーキズム」をめざして
2  コロナ対策で際立った透明な行政への信頼 – オードリー・タン氏に聞く
3 子どもの特性を尊重する大切さを親として学ぶ – タン氏の父・唐光華さんに聞く
[topic]台湾の教育に芽生える変化 – 実験学校の挑戦

第3章 台湾がめざす民主主義のかたち – 透明性と市民参加
1 市民の信頼を培う「ガラス張りの行政」
2 社会を前進させていく若者の政治参加
3 ジェンダー平等の政治が社会を変える – 「クオータ制」実施から女性議員4割へ
4 市民の声で変わる政治 – 民意を反映させるシステムの構築
5 アジア初の同性婚の法制化 – ジェンダー平等への意識の変化
[topic]原住民族の権利回復と差別の現在

第4章 台湾の民主主義のゆくえ – 香港「国安法」の波紋のなかで
1 台湾「ひまわり学生運動」と香港「雨傘運動」 – 民主を求める二つの運動の明暗
2 香港政府への抗議デモが強めた二人の絆 – ある若いカップルのたどった日々
3 国安法がもたらした心の傷と分断
4 国安法と仕事との狭間で苦しむ人々 – 脅かされる日常
5 加速する経済の「中国化」 – 国際金融センター香港の黄昏
6 押しつぶされる自由 – 報道・表現・宗教
7 国安法に立ち向かう、新たな民主化運動の模索

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