あえて左翼と名乗ろう 34の「超」政治批評
[2022年7月/四六判/384頁/]
著=スラヴォイ・ジジェク
訳=勝田悠紀
発行=青土社
目次:
序 共産主義の視点から
グローバルな混乱
1 二百年を経て – マルクスは生きているのか、死んでいるのか、生ける屍なのか?
2 なぜ副次的矛盾が重要なのか – 毛沢東主義の視点
3 ノマド的プロレタリアート
4 右派ポピュリズムに対する左派の応答は本当に“Me Too”でよいのか
5 不自由が自由として経験されるとき
6 われわれを救えるのは自閉症の子どもだけだ!
7 どっちもひどい!
8 理性(リーズン)/反逆(トリーズン)への決死の呼びかけ
西洋…
9 民主社会主義とその不満
10 ドナルド・トランプはビール瓶を抱えたカエルか
11 赤よりは死んだほうがまし!
12 「天下大乱し、天下大治に至る」
13 「現実的であれ、不可能を要求せよ!」
14 カタルーニャとヨーロッパの終焉
15 擁護する価値があるのはヨーロッパのどの理念か
16 人々に悪いニュースを伝える権利
…とその他
17 それは同じ戦いなんだよ、馬鹿野郎!
18 真の反ユダヤ主義者と彼らのシオニストの友人
19 そう、人種差別は健在だ!
20 われわれのドームに穴が開いたいま何をすべきか
21 中国は共産主義か、資本主義か
22 ベネズエラと新たな決まり文句(クリシェ)の必要性
23 真の新世界秩序へようこそ!
24 ボスニアの真の奇跡
イデオロギー
25 罪意識と自己批判ではなく、積極的連帯を
26 セルブスキー研究所、アメリカ心理学会
27 ようこそ、コンセンティコーンのすばらしい新世界へ!
28 セックスボットに権利はあるか
29 乳首、ペニス、外陰部…そしておそらく糞
30 キュアロン『ROMA/ローマ』 – 善良さの罠
31 幸福? いいえ、結構です!
32 アサンジを救えるのはわれわれしかいない!
付録
33 アヴィタル・ロネルは本当に有害か?
34 ジョーダン・ピーターソンは症候だ…何の?
訳者あとがき