齋藤徹の芸術 コントラバスが描く運動体
[2022年8月/四六判/352頁/]
著=齊藤聡 発行=カンパニー社
目次:
-はじめに
1 コントラバスを手にするまで
溝入敬三との出会い/東京/大学/
2 コントラバスとの出会い
再会/井野信義/騒/
3 転機
富樫雅彦/高柳昌行/初リーダー作/アルゼンチン・タンゴ/
豊住芳三郎/栗林秀明、バール・フィリップスとの出会い/日本の私/
4 タンゴ、ピアソラ、南米
ブエノスアイレスのあとに/ピアソラ再発見/最初のピアソラ・アルバム/
次のピアソラ集に向けて/コントラバヘアンド、南米音楽/アウセンシャス 不在/
乾千恵のピアソラ/
5 日本の伝統音楽とのコラボレーション
沢井箏曲院/沢井一恵/ストリング・カルテット/向こう受け/
演劇、箏アンサンブルの拡張/八重山游行/久田舜一郎/
6 韓国
韓国への視線/ワールド・ミュージックという流行/韓国のシャーマニズム/
金石出/いきなり韓国/韓国音楽、邦楽、ジャズ/ユーラシアン・エコーズ四部作/
Koto Vortex/ストーンアウト/ユーラシアン・エコーズ第二章/その後のストーンアウト/
7 ヨーロッパの自由即興
ミシェル・ドネダ/ムオーズ/ジョエル・レアンドル/
ドネダとのはじめての日本ツアー/2001年の春の旅/
ローレン・ニュートン/2003年の春の旅/レ・クアン・ニン/
2003年の春の旅 その二/Orbit – 月に打たれて/ドネダの来日は続く/
ジョン・ブッチャー、フローリアン・ヴァルター/
8 黒潮
ザイ・クーニン/ザイと齋藤との出逢い/福岡アジア美術トリエンナーレ/
ペイガン・ヒム/妄想のワールド・ミュージック/
9 ジャズには回帰しないのか
ジャズへの接近/往来トリオ/明田川荘之/齋藤徹プレイズ・ジャズ/
永武幹子/
10 アート
大成瓢吉/小林裕児
11 コントラバス
奇妙な楽器/ガット弦/ピックアップ/弓/パナリ/コントラバヘアンド/
インヴィテイション/バール・フィリップス、井野信義とのトリオ/
バール・フィリップス、ジョエル・レアンドル、ウィリアム・パーカーとのカルテット/
古いコントラバス/井野信義とのデュオ/ORT/ベースアンサンブルの結成まで/
ベースアンサンブル弦311/セバスチャン・グラムスとのデュオ/還暦/
12 「どこのもの」でもない即興
今井和雄/喜多直毅/かみむら泰一/クリス・ヴィーゼンダンガー/
メアリー・ダウマニー/長沢哲/川島誠/いずるばでのワークショップ/
13 身体表現
ジャン・サスポータス/矢萩竜太郎/皆藤千香子/ジャッキー・ジョブ/
南貞鎬/岩下徹/佐草夏美/木村由/庄崎隆志/
14 ことばとうた
酒井俊/うたをさがして/オペリータ うたをさがして/オペリータのあとで/
スロッギーのワルツ/
15 弱さの力
病身チゥム/障がい/弱さの力/メメント・モリ/
-おわりに