季刊 農業と経済 88巻3号(2022年夏号) 

141758

[2022年9月/A5/228頁/]
特集=若者と創る農山村イノベーション-コロナ後を見すえて
発行=英明企画編集


目次:
巻頭言 農山村ガバナンス革新への期待 – 農山村の未来は周縁から始まる | 秋津元輝

I 農山村社会イノベーションの新境地 – 垂直的依存から水平的つながりへ
1 重層化する農山村社会のイノベーション – 「脱成長」にむけた社会編成原理の転換 | 秋津元輝
2 自然に基づく地域づくりを実現するグリーンインフラの可能性 | 一ノ瀬友博

3 人口減を受け入れ、新たなつながりを模索する
(1)移住者と共に暮らしを繋ぐムラ – 大分県中津市耶馬渓町下郷地区 | 靍理恵子
(2)外国人とともに創る自立的な農山村コミュニティの可能性 – 持続可能な人口減少社会をめざして | 二階堂裕子

II 21世紀型ライフスタイルの提案 – 地域でつながる若者たちの生き方
1 座談会 若者たちは何を求めて地方をめざし、農山村社会をいかに変革し得るのか
– 移住者によるイノベーションで変わるもの・残すべきもの
稲垣文彦・清水夏樹・多田朋孔・中島信男・秋津元輝

2 Uターン者の事例に探る移住者受け入れの要点
– 「不本意な帰郷者」が「地域の核」になり得る地域社会 | 髙田晋史

3 テレワークは農山村地域をどう変えるか – ICT時代の田舎ぐらしの可能性と課題 | 松村茂

4 地方と向きあい紡ぐキャリアデザイン – 地域おこし協力隊の経験から
(1)体験から経験、そして仕組みづくりへ – 協力隊と地域の体験が育む新たな価値観の可能性 | 三瓶裕美
(2)地方定住に求められる人間関係と適応力 – 過疎地で過ごした10年の経験から | 河井昌猛

III 農山村の経験や知恵をどう活かすか – 政策と実践にみる成果と課題
1 農山村政策のこれまでとこれから
– 新「食料・農業・農村基本計画」のねらいと実現プロセスを考える | 図司直也

2 関係人口による地域づくりの未来 – 本質的課題を見据えた制度設計と新たな人口像を描く想像力 | 野田満
3 なぜ限界集落はしぶとく存続するのか – 内の想いと外からの関わり | 山下良平

4 蓄積された地域の知恵を学ぶ若者たち – 地域貢献型大学プログラムの目標と成果
(1)協働の体験を通して変化する – 静岡大学農学部「農業環境教育プロジェクト」の試み | 太田美帆
(2)地域との協働による学び – 高知大学地域協働学部による担い手づくりの実践から | 田中求

5 知の共有とネットワークが拓く新世代の取り組み
コラム1 多層価値で人材を惹きつける – Setouchi-i-Base(高松市) | 池嶋亮
コラム2 民間不動産情報サービス事業がつなげる地域と人 – LIFULLの取り組み | 田中百
コラム3 農業×音声配信というネットワークでシナジーを | 竹本彰吾

連載
農の美学 | 藤原辰史
世界の食と農をめぐるシステム転換 | 久野秀二
ポスト・コロナ時代の食と農を支える – 担い手たちの群像
森・川・海の名人に学ぶ – 「聞き書き甲子園」作品集から5
ブックガイド – 農と食を読む

在庫状態 : 在庫有り
¥1,870(税込)
数量