物語とトラウマ クィア・フェミニズム批評の可能性

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[2022年10月/四六H/480頁/]
著=岩川ありさ
発行=青土社


目次:
はじめに
序章 トラウマを語ることはできるか?
第1章 境界の乗り越え方 – 多和田葉子『容疑者の夜行列車』論
第2章 改稿が示す「奇跡」 – 李琴峰『独り舞』論
第3章 上演された自伝、聴き手たち – 古谷田奈月『リリース』論
第4章 クィアな記憶の継承 – 森井良「ミックスルーム」論
第5章 「バラカ」から「薔薇香」へ – 忘却に抗う虚構の強度をめぐって
第6章 変わり身せよ、無名のもの – 多和田葉子「献灯使」論
第7章 記憶と核の時代 – 林京子の仕事をめぐって
第8章 組みかわる物語 – 大江健三郎「美しいアナベル・リイ」論
第9章 読みなおすこと、回路をつくること – 大江健三郎と「憑在論」
第10章 たがいを支えあう言葉の回路 – 岩城けい『さようなら、オレンジ』論
第11章 前未来形の文学 – 小野正嗣『獅子渡り鼻』論
第12章 記憶を伝えるということ – 多和田葉子における「星座小説」
終章 言葉は生まれ、物語が生まれる

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