家事は大変って気づきましたか?
[2022年9月/四六判/352頁/]
著=阿古 真理
発行=亜紀書房
目次:
第1章 家事とお金のままならない関係
1.家事のムーブメントを加速させた『逃げ恥』
2.家事代行サービスという方法
3.「名前のない家事」とは?
4.家事をやった気になっていばる夫
5.本当に養っているのは誰?
6.「マッチョな夫=羊飼い」説
7.夫婦のパートナーシップ
8.ケアとクリエイティビティ
第2章「家事=妻の労働」になったのは昭和時代だった
1.手料理には愛情が必要ですか?
2.女性たちを縛る「家事=愛情表現」という思い込み
3.根深く残る母性愛神話
4.主婦論争が示したもの
5.女中が必要だった時代
6.農家の女性たちの生活改善運動
第3章 昭和・平成・令和 食事づくりの現場で
1.「ていねいな暮らし」への愛憎
2.男女の役割分担から脱出する
3.一汁一菜ブームとは何だったのか?
4.時短料理はなぜブームになったのか?
5.巣ごもり生活でわかった、自炊力という武器
■第4章 家事を「大変!」にするのは何?
1.カリスマたちが教える、片づけが秘める魔力
2.お手入れしやすい住まいとは?
3.実は高度な家事、買いものと献立
4.「ひと手間」がわずらわしいのはなぜ?
5.料理が苦痛になるのはなぜ?
6.家事は一朝一夕には覚えられない
7.グチを受け止めてくれる人はいますか?
8.家族とライフスタイル
第5章 シェアするのは難しい?
1.頼りにならない父親たち
2.育児に“当事者意識”を持っていますか?
3.大掃除は、家事シェアを日常化させるチャンス!
4.子どもに料理を教えると……
5.平等な家事シェアは可能か?
6.平等なシェアがゴールなのか?
7.どうする? 家計管理
第6章 ケアと資本主義
1.『モモ』が描いたケア
2.主婦たちの虚無感
3.ケアとは何か?
4.ケアを閉じ込めた家父長制
5.資本主義のたくらみ
6.私たちにできること