甦るマルクス 「晩期マルクス」とコミュニタリアニズム、そして宮澤賢治

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[2022年9月/A5H/312頁/]
著=大内秀明
発行=社会評論社


目次:
序 「晩期マルクス」とパリ・コンミュン
補章1 「プロレタリア独裁」とマルクス・エンゲルス問題
補章2 パリ・コンミュン150年:「晩期マルクス」とエンゲルス

第一章 晩期マルクスとコミュニタリアニズム(共同体社会主義)

第二章 E・B・バックス『現代思潮の指導者たち、第23回―カール・マルクス』

第三章 コミュニタリアニズムの経済学
宇野理論と『資本論』の対話(1)純粋資本主義の抽象について
宇野理論と『資本論』の対話(2)「エコノミーとエコロジー」
宇野理論と『資本論』の対話(3)「貨幣の資本への転化」
宇野理論と『資本論』の対話(4)「経済法則」と「経済原則」
宇野理論と『資本論』の対話(5)労働力商品の矛盾と「共同体」
宇野理論と『資本論』の対話(6)「三つの法則」をめぐって
宇野理論と『資本論』の対話(7)「晩期マルクス」と宇野理論の位置づけ

第四章 古典を読み直す: マルクス・レーニン主義からの脱却
第一節 脱マルクス・エンゲルス『共産党宣言』
第二節 ソ連崩壊とレーニン『国家と革命』批判
第三節 エンゲルス『空想から科学へ』批判としてのW・モリス、E・B・バックス『社会主義』

第五章 「社会的労働協同体」について
第一節 「労働者協同組合法」と労働力商品化の止揚
第二節 「労働者協同組合法」の制定と「社会的労働協同体」の概念

補論 東北・土に生きるコミュニタリアン宮澤賢治
「新たな時代のマルクスよ」宮澤賢治

第一章 自然豊国・東北と宮澤賢治

第二章 宮澤賢治と高橋秀松・二人の友情と「産業組合」
補章1 「勝山酒造〈献〉世界チャンピオン、宮澤賢治も喜んでいる!」

第三章 宮澤賢治「ポラーノの広場」の産業組合 – 羅須地人協会とイーハトーヴォ
補章2 賢治のレーニン『国家と革命』批判

第四章 賢治の「西域幻想」 – 日本列島の地政学
補章3 賢治と「シルクロード」 – 日本列島の地政学

第五章 コロナ危機と新「日本列島改造論」 – 宮澤賢治の地政学に学ぶ
補章4 「風の又三郎」から仙台・羅須地人協会へ

研究ノート・時代を読み解く
1 宮澤賢治の地政学と現代中国
2 宮澤賢治は右翼なのか?左翼なのか?
3 ウクライナ危機と資本主義の基本矛盾「少子化社会」
4 労働力の再生産と家庭・家族
5 ウクライナ危機・賢治とユーラシア大陸
6 ウクライナ戦争と宮澤賢治
7 「揺らぐ資本主義」から「新しい資本主義」
8 資本主義の体制的危機と基本矛盾について

おわりに

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