シンボル化の政治学 政治コミュニケーション研究の構成主義的展開

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[2022年10月/A5H/336頁/]
著=烏谷 昌幸
発行=新曜社


目次:
第1章 シンボル化の政治学序説
第1節 言語論的転回以後の政治コミュニケーション研究
第2節 政治の象徴性
第3節 人類学と精神分析学
第4節 シンボル化の欲求
第5節 シンボル化の政治学への展開

第2章 メディア・フレームとメディアの権力
第1節 孤高のネオ・マルクス主義者
第2節 メディア・フレーム論の構成主義的アプローチ
第3節 メディア・イベントとしての一九六八年シカゴ事件
第4節 メディア・フレームと運動の自己定義
第5節 正当と逸脱の境界線
第6節 公的言論空間における「常識

第3章 川辺川ダム問題と境界
第1節 全国紙と地方紙
第2節 「受益者」の再定義
第3節 境界線の相対化
第4節 「よそ者」の視点と「地元」の視点
第5節 政治シンボルと社会の循環

第4章 ニュース生産過程におけるシンボル
第1節 ニュース生産の社会学
第2節 「動燃特殊論」のメディア表象
第3節 社会的意味の形成力学
第4節 フレーミング装置の社会的生成

第5章 水俣病事件と『苦海浄土』のシンボリズ
第1節 石牟礼文学の浸透力
第2節 水俣病事件初期報道
第3節 文学としての『苦海浄土』
第4節 バイブルとしての『苦海浄土』

第6章 シンボルとしての原子力
第1節 原子力のシンボル化
第2節 希望のシンボル
第3節 体制転換期のシンボル構築
第4節 シンボルの掌握
第5節 原子力報道と政策の正当性
第6節 シンボルの意味の流動性
第7節 天皇と原子力の象徴性

終 章 集合的シンボル化の探究

おわりに

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