韓国現代詩選[新版]
[2022年10月/四六判/212頁/]
訳編=茨木 のり子
発行=亜紀書房
目次:
姜恩喬(カンウンギョ)
林/眼/つつじ/芥子粒のうた/
*姜恩喬について
金芝河(キムジハ)
夏の牢獄にて/詩/綱わたり/
草にも南北があるか/僕らが やろう/
*金芝河について
趙炳華(チョウビョンファ)
手紙/啓蟄のころ/無限/海/
時間はもっぱらその席に/
ヴェロナのランプ/戦争時代/
たそがれ-わたしの自画像/
女人/共存の理由 12/
烏山駅を過ぎるたびに/
別れる練習をしながら/
*趙炳華について
洪允淑(ホンユンスク)
人を探しています/わたしの風は/
夕陽によこたわり/装飾論/
生きる法/海-海の言葉/
*洪允淑について
李海仁(イヘイン)
修道女/海鳥/洗濯/ちびた鉛筆/
誰かがわたしのなかで/恋/
*李海仁について
申庚林(シンギョンリム)
山中/柿の木/南漢江の漁夫-清風にて/
故郷の道/月を越えよう-流れもののうた/
*申庚林について
河鐘五(ハジョンオ)
屋台
ミドリマチ
餌の鎖
忘憂里で暮しながら
*河鐘五について
黄明杰(ファンミョンゴル)
銀の箸と匙/朝鮮の処女/三寒四温人生/
焼酎のように冷たく熱く/
*黄明杰について
金汝貞(キムヨジョン)
水鶏のことば/りんごの木の下で/
積雪/いのちの芯/
*金汝貞について
黄東奎(ファンドンギュ)
外地にて/僕は なんだろう/
熱い腹を手すりに凭せかけ/小形百済仏像/
*黄東奎について
呉圭原(オギュウォン)
フランツ・カフカ-メニュー/
突然 間違って生きているという思いが/
わが頭のなかにまで忍び込んできた泥棒/
童話のことば/
*呉圭原について
崔華國(チェファグク)
美しき仇/喧嘩酒/うちの国の若者/
作品考/
*崔華國について
あとがき
収録詩集一覧
[解説]手紙を書く詩人たち | 若松英輔
[解説]現代を越える翻訳の生命 | 斎藤真理子